2022年8月22日
2022年8月22日
窓ガラスには色々な種類があることをご存じでしょうか。窓ガラスには用途に応じた種類に加えて、さらに細かな違いもあります。今回はガラスの種類や修理方法についてご紹介します。ガラス戸修理を検討中の方は、参考にしてみてください。また、ガラス戸修理に使用されるガラスの修理や修理方法もご紹介いたします。
防犯設備士の資格所持
ガラストラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
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ガラス戸が割れてしまった場合、修理を頼む前にまず確認しておくべきことがあります。ここではガラス戸の修理が必要になった際の対処方法をご紹介します。
ガラスが割れたら、はじめに周囲の安全確認が大事です。安全確認がとれてから、修理の準備・手配を進めましょう。具体的には以下の様な点を確認します。
・ガラスの破片が落ちている範囲を確認する
・風で破片が飛びそうな時は距離をとる
・子供やペットが近づかないように対策をとる
割れたガラスは早めに処理したい方も多いと思います。しかし、専門業者に依頼をした場合、業者側でガラスの処理をすることも多いです。修理の連絡をした際に「割れたガラスはそのままにしておいてください」と言われた時はそのままにして業者の到着を待ちましょう。
ガラス戸の修理費に保険が適用できるか確認しましょう。ドアガラスや窓ガラスが割れた原因によっては、修理費用に保険が適用されるケースがあるためです。
たとえば、「強風で飛ばされてきたもので窓ガラスが割れた」などの被害は、火災保険の補償対象になっているケースがあります。また「子供が割ってしまった」などのケースでも、賠償責任保険が使えるかもしれません。
保険に加入している場合はまず契約内容を確認してみましょう。
ガラス戸は場所によって適正なガラスが使われています。ここでは、ガラス戸修理で使われることの多いガラスの種類と特徴についてご紹介します。
フロートガラスは、単板ガラスとも呼ばれる一般的なガラスです。2～19㎜までの厚さがあり、厚みがあるほどガラスの耐久度が上がります。ガラス戸に使われるフロートガラスは、2～8㎜が一般的とされています。
すりガラスは、ガラスの表面に細かい傷をわざとつけ、不透明に加工しているガラスを指します。曇りガラスなどは、すりガラスの一種です。
光を取り入れながら目隠し効果も期待できるため、窓、玄関、室内問わずに採用されています。ただし水に濡れると透明になるため、浴室やトイレには向いていないでしょう。
型板ガラスは、ガラスの片面に凹凸加工されているガラスです。すりガラスのように目隠し効果が期待できます。型板ガラスは濡れても透けないため、さまざまな場所で利用されます。
網入りガラスは、ガラスの中にワイヤーが入っているガラスです。ワイヤーが網状に入っているため、普通のガラスより厚みがあります。飛散防止や火災時の延焼防止も期待できます。
ただし、熱割れに弱いとされているため、設置場所の温度変化には注意する必要があるでしょう。
強化ガラスは、特殊な加工が施されているガラスです。耐久力が単板ガラス3～5倍あるとされています。さらに割れる時に破片が細かくなりやすいため、安全性に優れているガラスです。
防犯ガラスは2枚のガラスを特殊なフィルムで貼り合わせているガラスです。合わせてガラスとも呼ばれており、耐久性が高いのが特徴です。一般的なガラスより割るのに時間がかかりやすいため、防犯性を高めるために使われます。
ペアガラスは、複層ガラスとも呼ばれており、2枚のガラスを組み合わせてあります。ガラスの間は、空気やガスが詰められていたり、真空状態になっていたりするのが特徴です。断熱性や遮音性が比較的高いとされています。
ガラス戸の修理は、小規模なものであればDIYで行えるケースもあります。ここでは、ガラス戸の修理で一般的に用いられる道具についてご紹介します。
枠に合う大きさと厚さのガラスを用意します。ガスはホームセンター、ガラス屋、通販などで購入できます。
ガラスカッターは、ガラスを切断し、サイズを調整する際に使われる道具です。ホームセンターや通販で購入できます。
ガラスを切断する際に使われます。ガラスの大きさに合ったものを選びましょう。
枠を固定しているネジなどを外すために用いられます。ネジの種類に合ったものを選びましょう。
作業中にけがをしないために用いられます。できるだけ厚手のものを選びましょう。
ダンボールや新聞紙は、外したあとのガラスを捨てる際に使用します。ガラスを新聞紙で包んだあと、ダンボールに入れて処分します。
まず古いガラス戸を外します。古い家屋の場合、ガラス戸が固定されていないこともあるため、戸を引き上げるだけで外れるケースもあります。引き戸の両端を持って引き上げて、下側を手前に引きましょう。
外れ止めが木枠の上部にある場合は、まずネジを外します。また下部にもサッシの隙間を埋める部品がついているケースもあります。まずはこの部品を外しましょう。
新しく用意したガラスを、取り外したガラスと同サイズに切断しましょう。切断する際にはガラスカッターと定規を用いて切断します。
切断した新しいガラスを木枠にはめ込みます。はめ込んだら木枠を元通りにしてネジを締めます。ネジを締めたら、ガラスがしっかり固定されているか確認しましょう。
木枠に新しいガラスをはめたら、引き戸を元の場所に戻します。外れ止めやサッシの隙間を埋める部品も戻しましょう。
ガラスは重さもあるため、自分で修理をするのは難しいケースもあります。さらに割れているガラス戸を修理する場合はけがをする可能性も考えられます。そのため、専門業者に依頼した方がおすすめのケースもあるでしょう。
専門業者に依頼した時の費用は、ガラスの大きさや枚数によって異なります。
一般的に、90×90㎝ほどの大きさで8,000～10,000円ほど必要です。さらに工事費用を合わせると、20,000～30,000円ほどが相場とされています。そのほか、出張費やガラス処分費用などがかかる場合もあります。総支払額がどれくらいなるかを知りたい場合は、あらかじめ見積もりをとっておくことをおすすめします。
ガラス戸の修理にはどの程度の時間がかかるのか知りたい方も多いと思います。ここでは、ガラス戸修理にかかる時間の目安をご紹介します。
フロートガラスは一般的なガラスのため、業者に在庫があるケースが多いでしょう。そのため、即日対応可能な業者が多いです。またガラス戸修理自体にかかる時間は30分～1時間程度と短時間で行えるのも特徴です。
ペアガラスなど特殊なガラスの場合は、取り寄せが必要なケースがあり、時間がかかる可能性があります。ガラスを取り寄せる場合は、取り寄せから修理まで数日程度かかることもあります。
修理までに時間がかかりそうな時は、ガラスの割れた部分を塞いだり、防犯対策を行ったりなど応急処理をしておきましょう。
ここではガラス戸修理の事例をご紹介します。あくまでも一例のため、状況が似ていてもガラスの修理や状況によって、対応時間や価格が異なるケースがあります。
木製引き戸のガラス交換
・ガラス1枚
・約25,000円
自宅で転倒した際にガラスの引き戸に当たってしまい、ガラスが割れたケースです。木製の引き戸でも交換可能なケースがあるので、当日対応することができる場合が多いです。
台風によって割れたガラスの交換
・ガラス1枚
・約30,000円
台風による強風で自宅の窓ガラスが割れてしまったので、交換して欲しいというケースです。台風による被害のため、まずは火災保険会社に連絡したあと、専門業者の作業員が必要書類の記入などを行います。その後、作業を行い当日で交換できました。
ガラス戸の修理は自分でDIYもできますが、ガラスの取り扱いには注意が必要なため専門業者に依頼することをおすすめします。
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