2022年8月4日
2022年8月4日
ペアガラス交換のリフォーム工事を検討するなら、費用相場や目安はチェックしたいところです。
今回は、交換工事費用の相場や、ペアガラス交換のメリット、業者選びのポイントをご紹介していきます。
防犯設備士の資格所持
ガラストラブル解決歴20年以上
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住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
まずは、ペアガラス交換・リフォームの種類について詳細を見ていきましょう。交換・リフォームには、主に以下の3つのパターンがあります。
・ガラスだけ交換
・サッシごと交換
・障子だけ交換
リフォームを希望する場合はどのパターンに該当するのか、それぞれの交換方法などの詳細をチェックしつつ見極めていきましょう。
ペアガラス交換のリフォームの一つとして、今使用しているガラスを外したうえで、ペアガラスに変更するリフォームが挙げられます。 基本的には、サッシからガラスを取り外してペアガラスを取り付けるといった工程のみなので、工事時間が長くかかりません。その分工事料金も、比較的安く収まる傾向にあります。
ただし、ガラスのみ交換の場合は、そのままの状態では既存のサッシにペアガラスが収まらないため注意が必要です。 通常のガラスよりもペアガラスは厚いため、ペアガラスに付属するアタッチメントをサッシにはめ込むことで取り付けができる仕組みです。
ガラスだけでなく、ガラスとサッシ両方を変更するリフォームの方法になります。 サッシごと交換作業を行うため、例えばより高品質のサッシに変更すれば、家の断熱効果を高めるなどのメリットにもつながります。
ただし、新しいサッシ枠の大きさが既存のサッシ枠と違っている場合は、枠を調整するための外壁工事が必須です。この場合は、単純なガラス交換と比べると、工事にある程度時間と費用を要することになります。
障子だけ交換してリフォームする方法もあるためチェックしておきましょう。まず障子とは、ガラスを囲っているフレームのことを指します。 この場合、サッシ枠はそのままで障子だけペアガラス用に変更するかたちになるのが特徴です。
サッシ枠を外すような大がかりな工事にはならないため、障子だけ交換するリフォームも、時間と費用は比較的かかりません。省エネや結露防止などのメリットにつながると考えられます。
家の窓ガラスをオーソドックスな単板のガラスではなくペアガラスに交換すれば、さまざまなメリットが生まれます。主に注目したいのは、次のような4つのメリットです。
・断熱効果
・結露が発生しにくい
・省エネ効果
・補助金申請に有利
いずれも快適で住みやすい家づくりには重要なメリットと言えるでしょう。では、それぞれのメリットにおける重要なポイントを整理していきましょう。
ペアガラスは通常のガラスよりも厚みがあるのが大きな特徴です。そのため断熱性に優れており、ペアガラスに交換すれば、家の断熱効果を高めることが可能になります。
断熱性とは、熱を逃がさないことを指します。つまり夏は、冷房で冷やされた状態をしっかりと保って外からの熱を防ぎ、冬は暖房で温められた状態を保つため、外に熱が逃げにくくなります。
冷暖房の効果をしっかりと発揮できるようになるため、ペアガラスにすれば、室内がより快適で過ごしやすくなる可能性があります。
ペアガラスに交換することのメリットとして、結露を防いでくれる効果が挙げられます。
ペアガラスは、2枚のガラスが重なってできています。その構造は、具体的にはガラスとガラスの間に空気層があるのが特徴です。そのため通常のガラスと比較すると、屋外の冷気が伝わりにくく、結露が発生しづらいのです。
そのため、「結露するせいでカーテンが濡れてしまう」と困っている場合は、ペアガラスに変えることでその悩みを解決できる可能性があります。
ペアガラスのメリットとしては、省エネ効果を高められることも挙げられます。ペアガラスが省エネにつながるのは、断熱効果アップによって、冷暖房のエネルギー効率も自然と良くなるからです。
断熱性の低い家は、エアコンをつけても外の温度の影響を受けやすく、余計にエネルギーを消費してしまいます。そのため電気代も上がりますし、環境にも良いとは言えません。
しかし、ペアガラスを採用して家の断熱性を高めれば、エネルギー効率が高まることで電気代節約につながりますし、環境に良い家づくりができます。
リフォームの際には、自治体によって補助金がもらえる場合があります。補助金の内容や受け取り条件はさまざまですが、主に支給対象となるのは地球環境に配慮してリフォームを実施した場合です。
そのためペアガラスによって省エネ効果を高めた家は、補助金申請において有利になりやすい傾向にあります。
ここからは、ペアガラス交換を検討するにあたって、ペアガラスとはそもそも何なのか特徴を詳しく見ていきましょう。 費用対効果は臨めるのか、寿命はどれくらいなのかなども理解したうえで、リフォームを検討していきましょう。
ペアガラスは、薄い空気層を2枚のガラスで挟んだ構造で作られている厚いガラスのことを指します。2枚のガラスが使用されていることから、ペアガラスと言います。
断熱性が高く、省エネにもつながる品質の高いガラスとなっており、現在は住宅や公共施設、オフィス、商業施設などさまざまな場所で取り入れられています。 結露しづらい魅力もあるため、冬の間の結露を防いで見た目の悪さを防ぎたい場合もぴったりです。
なお、厳密にいうと、ペアガラスとは「AGC旭硝子」が商標登録をしているガラス商品の名前になります。したがってガラスの種類としては、正確には「複層ガラス」というのが特徴です。
しかし現在は、ペアガラスという名前がかなり一般的になっているため、別のメーカーのガラスもペアガラスと呼ばれることは少なくありません。 複層ガラスとペアガラスの違いに困ったときは、このような違いがあることを理解しておきましょう。
通常のガラスからペアガラスに交換するのにはリフォームの工事費用がかかりますが、費用対効果は高いと考えられます。
ペアガラスは断熱性が高いため、ペアガラスに交換すれば光熱費の節約につながります。 冷暖房器具のエネルギー効率が良くなるため、必要以上にエネルギーを消費せず、電気代は必要最低限に収まる可能性があるからです。
実際に、ガラスから空気が逃げてしまうせいで部屋が温まらない、または冷えずに、必要以上にエネルギーを消費してしまっていることは少なくありません。すると当然ながら、電気代も高くなります。
そのため、工事費用はかかっても、長い目で見ればペアガラスに交換するメリットは十分にあると言えるでしょう。
ペアガラスの寿命は、おおよそ10年〜15年と言われています。そのため耐用年数を過ぎると、断熱性が下がるなどの効果の弱まりが見られます。
また、長く使用しているとガラスが物理的に破損することも出てくるでしょう。ペアガラスは、破損した場合、中に空気が入ってしまうせいで内部で結露を起こす可能性があるため注意が必要です。 内部での結露は、カビにもつながってくるでしょう。
そのため、破損した場合や耐用年数を過ぎたときも、ペアガラス交換の工事は積極的に検討したいところです。
ペアガラス交換のリフォーム工事を検討する際には、やはり費用相場が気になるところです。ここからは、ペアガラスの交換工事の費用相場を、さまざまな工事のパターン別に解説していきます。
まず、単板の通常のガラスからペアガラスに交換するリフォームをする際は、5万円ほどの費用が相場となります。なお、これは工事費とガラス本体の値段を合わせた費用の相場です。
ほかの工事の場合はサッシ枠の交換やその他の補修工事なども入るため大がかりになり、費用はより大きくなります。 5万円前後はかかりますが、ガラスのみの交換リフォームは、最も安くできる交換工事になります。また、その分工事時間も短めです。
サッシごと交換する場合は、サッシとガラスの両方を新しいものに変更するリフォームになります。 そのため若干工事は大がかりなものになり、10万円～20万円くらいが相場です。この場合も、費用は工事費とガラス本体の費用の合計を指しています。
ただし、新しいサッシが枠に合わないときは、あわせて補修工事が必要です。その際には工事料金はさらに上乗せされる可能性があるため、事前に見積もり料金を確認しておきましょう。
障子だけ交換してリフォームする場合は、10万円前後の費用が相場となります。
窓を囲っているフレーム部分のみを替える工事になるため、サッシ交換よりはそこまで規模の大きい工事にはなりませんが、ガラスのみ交換のリフォームと比べると若干費用は高くなります。
リフォームには、補助金が利用できる場合があるため、実際には相場よりもかなり安い価格で工事ができることも少なくありません。
現在、省エネ性能の高い設備の取り入れ工事・リフォームは、国をあげて推奨していることの一つです。 補助金制度もその一環のため、ペアガラス交換工事をするときは、各自治体で実施している補助金・助成金をよくチェックしてみることをおすすめします。補助金は基本的に自己申告しなければ受け取れません。
ただ、補助金が受け取れる場合でも工事後の支給になることは多いため、一時的に料金は全て負担する必要があることは覚えておきましょう。
ペアガラス交換のリフォームは、基本的にリフォーム業者に相談したうえでさまざまな打ち合わせをし、工事を依頼するのが望ましいです。 しかし工事費用はかかるため、DIYでのペアガラス交換を検討している方も多いかもしれません。
そのためここからは、DIYでペアガラス交換工事をするときのポイントや注意点を解説していきます。
結論から言うと、専門知識がない状態で、ペアガラスのみ交換の工事をすることはおすすめしません。 交換できないわけではありませんが、扱いが難しいため、もしDIYで交換するならサッシごと交換するのがいいでしょう。ペアガラスのみの交換は、通常のサッシにはめ込めない分、作業の難易度が上がってしまいます。
サッシと一緒に交換するときの手順は次のとおりです。
1.窓枠に合うサッシ付きのペアガラスを用意する
2.現在のガラスを上に持ち上げるようにした状態で、窓枠からサッシの下側を浮かせる
3.手前のほうへサッシの下側を引いた状態で、ガラスを引き出す
4.新しいサッシ＋ペアガラスを窓枠の上側からはめ込む
5.窓枠の下側にはめ込む
6.問題なく窓が開閉できるかチェックして完了
上記の方法であればDIYでも交換はできますが、少しでも安全にできなそうと感じたときは、専門業者に相談することをおすすめします。
DIYでペアガラスの交換工事をするときは、とにかく安全に配慮して作業を進めましょう。思いがけず怪我をする可能性があるため、作業用の手袋などはしっかりと着用してください。
また、あまりにも狭いスペースで作業するのは避けましょう。2階以上の位置にあるガラスを交換する際は、万が一サッシやガラスが落ちて下にいた人に当たれば、重大な事故につながる可能性があります。 周りには十分に配慮し、安全を確保したうえで作業を進めるようにしてください。
ペアガラス交換のリフォーム工事を検討するなら、やはり業者に相談するのが安心安全です。
しかし、初めて業者に相談する際には、どの業者を選ぶべきなのか、選び方に困ることも多いでしょう。そこでここからは、ペアガラス交換の専門業者を選ぶときのポイントをご紹介します。
業者を選ぶ際は、複数の業者を候補として選び、相見積もりを取ることをおすすめします。 工事料金やサービスの内容などは業者によってさまざまなので、見積もりを比較したうえで、より安心して依頼できる業者を見つけられるのが望ましいでしょう。
ただし、相見積もりを取ったうえで安すぎる業者に決める場合には注意が必要です。 相場より大幅に安い業者は、追加料金があとになって発生したり、手抜き工事をされたりする可能性があるため、さまざまな点を比較して選ぶことが大切です。
ペアガラス交換業者を選ぶ際は、その業者が取り扱っているガラスの種類に目を向けるのもおすすめです。
ガラスの種類はかなり豊富にあるため、選べるガラスがたくさんあり、要望や悩みに合わせて最適となるガラスを提案してくれる業者のほうが信頼しやすいでしょう。 そもそも、自分たちが希望するガラスを取り扱っていなければ本末転倒です。業者を調べるときは、どのようなガラスが選べるのかチェックしてみましょう。
早めの対応を心がけてくれる業者を選ぶのもおすすめです。連絡が迅速で、スムーズにやり取りできる業者なら、ちょっとした疑問や不安にもすぐに答えてくれるため安心です。
逆に連絡が取りづらく、工事の予約も入れづらい業者は、サービスの体制に不安を感じてしまうことも多いでしょう。対応スピードについては、問い合わせた際によくチェックしておきましょう。
アフターフォローの体制がしっかり整っている業者なら、より安心して相談・依頼ができるでしょう。リフォーム工事の際には、工事後に何らかのトラブルが起きる可能性があります。
その際には、早めに対処してもらえる業者のほうが安心できるのは確かです。リフォーム工事は家の大事な工事なので、アフターフォローは充実しているに越したことはありません。
ペアガラス交換にはさまざまな工事方法があるため、交換するときはどのような工事が良いのか、業者とも相談しつつ決めていけるのが一番です。 また、工事を検討する際には、費用相場や交換のメリットについても理解を深めたいところです。
ペアガラス交換には多くのメリットに期待ができるため、快適な家づくりのためにも、リフォーム工事は積極的に検討していきましょう。
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※1 調査方法：インターネット調査、調査期間：2020年12月23日～25日、調査概要：住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象：全国の20代～60代の男女1080名、アンケートモニター提供元：ゼネラルリサーチ
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