2023年3月6日
2023年3月6日
古くなったガラスを交換したり、ホコリが溜まったサッシのレールを掃除するために、ガラスを取り外したいと考えている人もいるでしょう。
しかし、慣れない作業には、予想しない難しさや危険が伴います。
そこで当記事では、窓ガラスの取り外し方や取り付け方について解説します。
防犯設備士の資格所持
ガラストラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
窓ガラスやサッシは掃除しないと隙間にホコリが溜まってしまい、窓を開ける時に動きが悪くなります。
定期的にサッシやガラスを取り外して、綺麗に掃除することでレールの動きもスムーズになります。
しかし、サッシやガラスの取り外しは、プロの業者でなければ難しいと考えている人も多いのではないでしょうか?
実は窓やガラスはコツさえ覚えれば自分で簡単に取り外しが可能なのです。
そこで以下では、窓ガラスやサッシの取り外し方や取り付け方について解説します。
窓を取り外すには、まずサッシを取り外す必要があります。
その準備としてプラスドライバーを用意しておきましょう。
また、ガラスのはまった窓を一人で支えるのは想像以上に重労働で、窓を外した際に手を滑らせて落としたり傷をつけてしまったりするため、複数人での作業ををおすすめします。
以下ではサッシの取り外し方法について解説します。
サッシを取り外す際は、まず「外れ止め」について理解しておく必要があります。
サッシの上部には、ネジで止められている箇所があります。
サッシ枠に設置している場合もありますが、どちらも「外れ止め」と呼ばれているものです。
サッシを外す際は、この外れ止めを緩める必要があります。
外れ止めがついているのは、思わぬアクシデントでサッシが落ちてしまうのを防ぐためです。
外れ止めがついていないと、強風や地震などの衝撃で窓が外れてしまう恐れがあります。
また、外れ止めには防犯という意味もあります。
外れ止めがあれば、外側から窓を簡単に取り外すことができないため、外部からの侵入を防ぐ効果があります。
掃除のために窓を取り外す際には少々手間がかかりますが、安全や防犯という面から外れ止めはなくてはならない部品と言えます。
窓が乗っているレールは、外側に向けて階段状になっているはずです。
そのため、サッシを外す際は外側から順番に外す必要があります。
もし窓の外側に網戸がある場合は、網戸を外してからサッシを外してください。
まず、内側から外れ止めのネジをドライバーで緩めた後に、下にスライドさせることで外れ止めが緩みます。
この状態で、外側のサッシから取り外していきましょう。
もしレールが平らな状態であれば、内側から窓を外すことも可能です。
サッシを外す場合、基本的に上に持ち上げてから外側にずらすだけで外すことができます。
中には、特定の箇所でのみ持ち上げることのできる窓もあります。
このタイプの窓は、横にスライドさせながら持ち上げれば特定の箇所でサッシを外すことができます。
ただし、ガラスの付いているサッシは、予想以上に重量があります。
力の弱い方や足場が不安定な状態で取り外すと、ガラスを落とすこともあり非常に危険です。
サッシを取り外す作業は、安全のために複数人で行いましょう。
また、足場を確保するために、事前に周辺を片付けておくことをおすすめします。
経年劣化で汚れが取れなくなった、古いガラスをサッシから取り外す方法を解説します。
サッシからガラスを取り外すための準備として、ドライバーと紙テープを用意しましょう。
サッシからガラスを取り外す流れは以下の通りです。
1.ビスを外す
2.縦枠を外す
3.反対の縦枠を外す
以下ではサッシからガラスを取り外す順序について解説します。
サッシの側面には「サッシ固定ビス」と「戸車の高さ調整ビス」の2つがあります。
高さ調整ビスを外すと窓の開け閉めができなくなるため間違って外さないでください。
必ず「サッシ固定ビス」のみをドライバーで外すようにしましょう。
「サッシ固定ビス」をドライバーで外したら、次にサッシの縦枠を外します。
サッシをL字の状態にして外すことで、ガラスを取り外すことができます。
もしサッシが固くて外れない場合は、ゴムハンマーなどでサッシを軽く叩くことで外れやすくなります。
片側のサッシを外したら、続いて反対の縦枠を外します。
ネジを緩めるだけで簡単にガラスを外すことができるはずです。
ガラスを外したら、グレチャンを外してサッシに付着している汚れを拭き取りましょう。
古いガラスから新しいガラスに替える場合は、あらかじめ替えのガラスの準備しておくのを忘れないようにしてください。
サッシからガラスを取り外して汚れを綺麗に拭き取ったら、サッシにガラスを取り付ける作業を行います。
古いガラスを新しいガラスに替えるのであれば、このタイミングで取り替えましょう。
ガラスとサッシを固定しているゴム製のビートも古くなっているのであれば、同時に取り替えることをおすすめします。
ガラスをサッシに取り付ける流れは次の通りです。
1.ビートを巻く
2.ガラスをはめ込む
3.サッシを組み立てる
4.固定できているか確認する
以下ではガラスをサッシに取り付ける手順を説明します。
サッシにガラスを取り付ける前に、ガラスにゴム製のビートを巻きます。
ビートはサッシとガラスを固定する役割があるため、忘れずに取り付けてください。
まず、ガラスの中央からビートを巻いていきます。
この際、用意しておいた紙テープなどで仮止めしておくと作業が楽になります。
ガラスの端まで巻いたら、ペンチなどでビートに軽く切れ目を入れて折り曲げます。
ここで切りすぎるとビートを切ってしまうため注意してください。
最後に余ったビートを、ちょうど良い長さにカットします。
ビートをガラスに巻いたら、L字のサッシにガラスをはめ込みます。
サッシにガラスをはめ込む際は、ビートの巻き始めと巻き終わりの箇所が上部に来るようにしましょう。
はめ込みづらいときは、サッシに霧吹きで水を吹きかけるとはめ込みやすくなります。
片側をしっかりはめ込んだら、反対側も同じようにサッシにはめ込みます。
ガラスをサッシにはめ込んだら、上部からグッと押し込みましょう。
ビートを押さえている紙テープは外さなくても問題ありません。
ビートとガラスをしっかりとサッシにはめ込んだら、サッシ固定ビスを締めてはめ込み完了です。
最後に紙テープを引っ張るかカッターでカットします。
ガラスをサッシにはめ込んだら、外れそうになっていないか、しっかりと固定されているかを確認してください。
ガラスがサッシにはまっておらずガタガタしている場合は、ガラスのサイズが合っていない可能性があります。
ガラスのサイズを間違うと、新たに購入するか業者に依頼するなど余計に費用がかかるため、ガラスの寸法はしっかりと測りましょう。
ガラスの取り外しは、慎重に行わないと大変危険な作業です。
ガラスの付いているサッシを取り外すのは力仕事であり、落としてしまうと割れたガラスの破片で怪我をすることもあります。
また、新しいガラスを取り付ける場合には、サイズを測り間違えると新たにガラスを購入しなければならなくなるかもしれません。
少しでも不安を感じているのであれば、プロの業者に依頼することをおすすめします。
それでも、自分で窓ガラスの取り外しを行うのであれば、作業の前に次にご紹介する準備と確認事項を入念にチェックしておきましょう。
窓ガラスの取り外しや取り付けを行う際は、以下の道具を揃えておきましょう。
・プラスドライバー
サッシ固定ビスや外れ止めのビスを緩めるために使われます。
サッシの奥側にネジがある場合もあるため、軸が5センチ以上のドライバーを用意しましょう。
電動ドライバーがあると、楽に作業を行うことができます。
・厚手の敷物
サッシやガラスを取り外した後に、床や壁に立てかけて作業をすることになります。
しかし、そのままおくと床を傷をつけてしまう恐れがあるため、予防策として厚手のタオルや毛布などを準備しましょう。
・マスキングテープ
ガラスをサッシにはめ込む際に、ゴム製のビートを取り付けることになります。
ゴムビートは引っ張った拍子に外れてしまう恐れがあるため、マスキングテープで仮止めを行います。
・ゴムハンマー
サッシからガラスを取り外す際に、素手では固くてなかなか外せないケースも少なくありません。
そのような時に備えて、ゴムハンマーを用意しておきましょう。
取り外したい側のサッシをゴムハンマーで軽く叩くことで、簡単にサッシからガラスを外すことができます。
・軍手
サッシやガラスは非常に滑りやすいため、素手で取り扱うと落としてしまう恐れがあります。
また、サッシからガラスを外した際に手を怪我しないためにも、必ず軍手を用意してください。
古いガラスを新品のガラスに交換するのであれば、事前にガラスの寸法をしっかりと測っておきましょう。
ガラスの寸法を間違えると、ガラスの買い直しが必要になります。
ガラスの寸法は、サッシを外す前に測ることが可能です。
一般的に使われている窓ガラスは、ガラスとサッシを固定しているグレチャンやビートの中にも6mmほど埋まっています。
つまり、ガラスのサイズは「アルミフレームの内側の長さ+隠れているガラスの長さ片側6mm、両側計12mm」となります。
ただし、商業ビルや公共団地では、長さが特殊なものを使っているケースもあるため注意しましょう。
サッシにガラスを付けた状態の窓ガラスは、考えている以上に重量があります。
特に、ガラスの中に金属のワイヤーが入っている網ガラスや、2枚のガラスを重ねているペアガラスなどは10kg以上にもなります。
慣れていない人が窓ガラスの取り外しを1人で行おうとすると、重量を支えきれずに落としてしまうことも少なくありません。
可能であれば家族・友人に手伝いをお願いして、複数人で行うようにしましょう。
窓ガラスの交換を自分で行うことで、業者に払うお金を節約することができます。
しかし、慣れていない素人が窓ガラスの交換を1人で行うのは、怪我のリスクが伴います。
そこで、以下ではお金をかけてでも、窓ガラスの交換を業者に依頼すべき理由について解説します。
プロの業者に依頼することで、安心して任せることができます。
例えば、広く普及しているフロートガラスは、衝撃にとても弱いという特徴があります。
作業中に少しでも物がぶつかると、すぐにヒビが入ったり割れてしまいます。
重量のあるペアガラスは、持ってバランスをとることが難しいため、落としてしまう危険性もあります。
割れたガラスの破片が飛散して、自分や家族が怪我をする可能性もゼロではありません。
プロの業者であれば、必要な機材や豊富な知識や技術を持っています。
窓ガラスの取り扱いにも慣れているため、危険な作業を任せることができます。
経験のない素人でも、交換方法を事前に調べれば交換することはできます。
しかし、慣れていない素人がガラスの交換をしても傷や汚れを付けてしまったり、ビートを上手くはめることができなかったりと、綺麗に仕上げられないことも少なくありません。
新品のガラスを綺麗な状態で取り付けたいのであれば、業者に依頼するのが最も確実です。
自分でガラスの交換を行うと、慣れない分作業に余計な時間を取られることがあります。
窓ガラスの種類やサイズにもよりますが、プロの業者でも窓ガラスの交換には1~2時間を要します。
作業に慣れている業者でもこのくらいの時間がかかるのですから、不慣れな素人であればそれ以上の時間を必要とするでしょう。
特に、扱いの難しい網入りガラスやペアガラスなどは、丸1日かかっても終わらない可能性さえあります。
また、ガラスを交換するために必要な道具を、欠かさず準備するのも大変です。
作業が終わったあとは、古いガラスを処分するのにも手間がかかります。
このように、自分で窓ガラスの交換を行うと、予想以上に時間がかかってしまうのです。
窓ガラスの交換を業者に依頼すれば、必要な機材や資材の準備、交換作業から古いガラスの廃棄まですべて行ってくれるため、自分の貴重な時間を有効に活用することができます。
当記事では今回、窓ガラスの取り外し方や交換方法、取り付け方について解説しました。
自分でガラスを交換するのは可能ですが、不慣れな素人の作業には危険が伴います。
安心・安全なうえ綺麗に窓ガラスを交換するためにも、無理せず業者に依頼することも検討してください。
「スマイルレスキュー」は、日常生活で起こるさまざまな住まいのトラブル解決に特化した会社です。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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