車の鍵が回らないときの原因と対処法

車にエンジンキーを差し込んでも回らないとき、どんな原因が考えられるでしょうか。

バッテリーが上がっている、ハンドルロックがかかっている、ギアが合っていないなど、今回は6つの原因とそれぞれの対処法について解説。
車の鍵修理はプロに任せるべきかなども考えてみましょう。

目次

車のエンジンキーが回らない原因と対処法

車に乗ってエンジンをかけようとしたら、車の鍵が回らない……。

そんなことがあったら慌ててしまいますよね。
車の鍵が回らなくなる原因として考えられることは6つあります。それぞれの原因と対処法をご紹介しましょう。

①：バッテリーが上がっている

鍵を差し込むことはできたのに回らない場合、もっとも多い原因としてバッテリーが上がっていることが考えられます。
車のバッテリーが上がっている状態だとエンジンをかけられません。車のライトやエアコンを長時間かけたままにしているとバッテリーががりやすくなります。

バッテリーが上がってしまったときは、JAFなどのロードサービスに連絡して現場にかけつけてもらい対応してもらいましょう。

JAFの会員ならバッテリーが上がったときの対応は、無料で行ってもらえます。非会員なら10,000～15,000円ほどが一般的です。
自分の自動車保険にロードサービスがついている場合がありますので、加入している自動車保険会社に問い合わせてバッテリーが上がった場合に対応してもらえるか聞くといいでしょう。
ガソリンスタンドでバッテリーの充電や交換に対応している場合がありますが出張対応を行っているかは問い合わせる必要があります。

もしくは、他の車と自分のバッテリーをケーブルでつないでバッテリーを充電することでも対応できますし、自分で新しいバッテリーに交換しても構いません。

ただバッテリーには金属を酸化させたり皮膚炎を起こしたりする希硫酸が含まれており、バッテリーの取り扱いには十分な注意が必要となります。
車について詳しくない方の場合自分でバッテリーの対応を行うのは難しいはずです。プロに依頼した方が安全です。

②：ハンドルロックがかかっている

鍵が回らないとき、ハンドルロックがかかっている場合があります。
ハンドルロックとは、盗難防止のためにハンドルを回らなくさせる機能のこと。
エンジンを切って鍵がかかっていない状態でハンドルを回そうとするとロックがかかるシステムで、日本のほとんどの車に標準装備されています。

ただハンドルロックがかかっても鍵があればすぐに解除できます。
やり方はとても簡単で、ハンドルを左右にゆらすようにして回しながら鍵を差し込み鍵を回すだけ。これでハンドルロックが解除されてエンジンがかかります。

ボタン式の鍵でもハンドルを左右に回しながらボタンを押すことで解除できます。
ハンドルロックのことを知らずに鍵を抜いた後にハンドルを触ってしまったり、子どもがハンドルを回したりしてロックがかかるケースが多いです。

③：ギアが合っていない

ギアが適切な位置にないと鍵を差し込んでも回せません。

駐車するときはマニュアル車（MT車）なら「N（ニュートラル）」、オートマ車（AT車）なら「P（パーキング）」にギアを入れておくのが基本。
このギアに入っていないと、エンジンがかからないようになっています。

ギアが正しくモードになっているか確認し、万が一違うギアのままだったらそのギアを「N」または「P」に直してからもう一度鍵をまわしましょう。

④：フットブレーキを踏んでいない

これも単純なミスですが、ブレーキを踏まずに鍵を差し込んで回そうとしても鍵は回りません。

車はエンジンをかけてすぐに発進することがないように、ブレーキペダルを踏んでいる状態でないと鍵が回ってエンジンがかからないようになっています。
フットブレーキを踏んでいなかったことに気づいたら、ブレーキペダルを踏みながら再度鍵を回してみましょう。

マニュアル車の場合はクラッチペダルとフットブレーキの両方を踏まないとエンジンがかからないようになっています。クラッチペダルとフットブレーキの両方を踏んだ状態で鍵を回しましょう。

⑤：鍵穴が壊れている

もし①～④の原因にあてはまらない場合、鍵穴に問題があるかもしれません。
例えば鍵穴にゴミなどの異物が入ってしまっていたり、鍵穴自体が壊れてしまったりする可能性があります。

もし何らかの異物が入っているならそれを取り除かなければなりません。掃除機で吸い取ったり、古い歯ブラシのようなもので吐き出したりして異物をきれいにしましょう。
また鍵穴用の潤滑油をさすと鍵が回るようになることがあります。ただし潤滑油は鍵穴の内部に残ってその油が固形化すると、それが原因となって鍵が回らなくなることがあります。潤滑油を使うときは大量に使いすぎず、古いものは使用しないようにしましょう。
さらに、シリンダーと呼ばれる鍵穴の内部は長年の摩耗により経年劣化するもの。最悪の場合はシリンダーを修理または交換する場合もあります。まずは車を購入したお店や修理工場に相談するといいでしょう。

⑥：鍵が壊れている

①～④の対処法でも鍵が回らず、鍵穴に異常がないならあとは鍵自体に問題があると考えられるでしょう。

鍵のギザギザ部分が変形したり削れたり、鍵がなんらかの原因で曲がったりしていると鍵を差しこめずエンジンがかからなくなります。
もし正常な状態であるスペアキーを持っているならそれを使ってエンジンをかけることができます。
もしスペアキーを持っていないなら、万が一の場合に備えてスペアキーを用意しておくことをおすすめします。

スマートキーの場合は中の電池が切れてしまって作動しないことがよくあります。
スマートキーの電池の寿命はおよそ1～2年。何年も交換していないなら新しい電池に変えましょう。スマートキーの電池交換は中を開けて自分でも簡単にできます。

またよく起こしやすいのが、車の鍵と家などの鍵をまとめて持っていて違う鍵を誤って差し込んでしまうケース。
別の鍵を差し込んでも当然鍵が回ることはありません。焦らず、間違った鍵を持っていないか確認しましょう。
できれば車の鍵と家の鍵は一緒にまとめず、別に持つか、一緒にする場合でもキーホルダーなどで目印をつけて区別しやすくするといいでしょう。

車の鍵修理はプロに相談を

車で出かけようとしたときに鍵が回らず発進できなかったら大変です。
そんなときは慌てずにここで紹介した原因について当てはまらないか、順番に確認してみましょう。

②のハンドルロックがかかっている場合や、③のギアがあっていない、④のフットブレーキを踏んでいないといった場合は、その場で対応できるはずです。

それ以外の原因についてはプロに相談する方が安全。
例えばバッテリー交換を自分でしようとして車を故障させたりケガしたりすると、返って余計な費用がかかることになります。
車の鍵に関してトラブルが生じたらプロに相談してみるのが一番安心できるのではないでしょうか。

まずは出張鍵屋のスマイルレスキューに
無料の相談をしてみましょう！

「スマイルレスキュー」は、日常生活で起こるさまざまな住まいのトラブル解決に特化した会社です。
鍵開け・修理・交換をはじめ、水回りのトラブル解消、ガラスの修理・交換、不用品回収やゴミ屋敷清掃、屋根や雪のトラブル解消、害虫害獣の駆除など、その対応サービスは多岐にわたります。
2020年のインターネット調査によれば、業界の「お客様満足度」「価格満足度」「到着の早さ」において、スマイルレスキューが3冠を達成しました。

スマイルレスキューが選ばれる理由は、最短10分のスピード急行や即日対応、出張費用・見積費費用・キャンセル費用がすべて無料※、現場の問題を確認し、作業に入る前の見積書作成や料金説明を行うところです。

肝心の作業も徹底した研修を受けた経験豊富なスタッフが、親切丁寧に住まいのトラブルをサポートするため、安心して依頼することができます。

サービス提供エリアも、関東・甲信越を中心に、北海道・北陸・関西・九州など、全国に支店を展開しております。
もちろん、上記エリア外でも、各地の提携業者と連携してサービスをおこなっているため、どこの地域のトラブルでも相談を受けることが可能です。

普段からメンテナンスと万が一に備えておこう

バッテリーやエンジンオイルのチェックなど、普段から車のメンテナンスを行うことで車の鍵が回らないという事態を予防できます。
車について詳しくない方の場合はディーラーやガソリンスタンドを利用したときに無料で点検してもらえる場合がありますから、定期的にチェックしてもらうといいでしょう。
またロードサービスがある自動車保険に加入したり、鍵のトラブルがあったときに頼れるプロの業者を把握しておくといいでしょう。