2022年8月4日
2022年8月4日
「害虫駆除」をご存じでしょうか。今回はそもそも「害虫駆除」とは何なのかを解説し、害虫駆除の料金相場や進め方についても詳しく解説していきます。 後半では害虫駆除の業者を選ぶ際に検討するべきポイントも解説していますので、最後までご覧ください。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
害虫駆除とは、有害な昆虫を防除することを指します。有害な昆虫は病害虫とも呼ばれており、人体に悪影響を与える可能性があります。 代表的な病害虫には、蚊、ノミ、シラミ、ハチ、ムカデ、ゴキブリ、シロアリなどが挙げられます。
害虫駆除は種類や数が多く、駆除が困難なため専門に扱う業者も多いです。業者によっては、害虫駆除後に定期的な確認や、害虫が侵入しないための対策を取るケースもあります。
市販の薬剤も販売されていることから「害虫駆除なら自分でもできるのではないか」と考えている方も多いと思います。小規模な発生なら、市販の薬剤で対処できる場合もあります。
しかし、大規模に害虫が発生しているとなると、市販の薬剤では対処しきれない可能性があります。また発生源を元から絶たなければ、何度も害虫が発生してしまうケースも考えられます。 市販の薬剤は誰でも使えるように設計されているため、専門業者の使う薬剤よりは効き目が低めに設定されていることが多いです。 さらにハチなどの駆除は危険を伴い、最悪の場合、死に至るケースもあるとされています。
そのため、専門業者に依頼し、害虫の発生源を元から絶つことは大きなメリットがあります。 「発生している害虫の数が多い」「どこから発生しているか分からない」「危険な害虫が発生している」などのケースであれば、一度専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
害虫駆除にはどれくらいの料金がかかるのか、依頼前に目安を知っておきたい方も多いと思います。害虫駆除は、一般的に「害虫の種類」「駆除範囲」「駆除期間」で料金が決定します。 そのため、同じ種類の害虫であっても範囲によって料金が異なる場合もあります。 そのため料金はあくまで相場として覚えておくのがおすすめです。また実際に依頼する前には、見積もりを取りましょう。ここでは害虫駆除の料金相場の一例をご紹介します。
対象：ヤマトゴキブリ、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリなど
1回
25,000円～35,000円
定期防除（年4～6回）
40,000～80,000円
対象：室内塵性ダニ、イエダニ、ツメダニ、コナダニなど
1回（50㎡以内）
30,000～55,000円
布団、マットレス、絨毯、衣類、ぬいぐるみなど処理する種類や数によって金額が異なります。
対象：スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなど
1ヵ所
15,000～50,000円
ハチ駆除は、ハチの種類、巣の大きさ、巣のある位置で金額が変動します。
対象：サクラアリ、ヒメアリ、アミメアリなど
1ヵ所
30,000円～60,000円
対象：チャドクガ、ドクガ、イラガ、モンシロドクガなど
1回
45,000～50,000円
対象：ジンサンシバンムシ、タバコシバンムシなど
1回
30,000～40,000円
対象：イッスンムカデ、トビズムカデ、セスジアカムカデなど
1回
30,000～40,000円
専門業者によって方法が違う場合もありますがここでは、一般的な害虫駆除の進め方をご紹介します。
害虫駆除は、害虫の種類、駆除範囲、駆除の期間によって料金が決定します。そのため、駆除作業前に調査などが必要になります。
さらに、ゴキブリ、シロアリ、ハチなどの種類によって駆除作業内容が大きく変わるとされています。 生息範囲や巣の位置などによって建物の被害、人的被害が異なりますので、調査に時間がかかるケースもあります。ハチの場合は巣を除去すればほとんど解決です。 しかし、シロアリやゴキブリなどは活動範囲が広いため、駆除するのに時間がかかる場合もあります。そのため、入念な生息調査が必要とされているのです。
調査では、顧客からの情報を基に、害虫の種類に合わせて外壁、基礎、屋根、屋上、天井裏、床下、室内などの調査が行われます。必要に応じて写真撮影などを行うケースもあります。
調査後に害虫駆除プランの作成が行われます。ここで詳細な金額などが提示されますので、確認しておきましょう。業者によっては、調査報告書と写真を貼付してくれる場合もあります。
また害虫駆除プラン作成までの過程は無料にしている業者もあります。「金額を見てから決めたい」という方は、まず見積もりをしてもらえるか、見積もりは無料なのか確認しておくのがおすすめです。
駆除プランに納得したら契約を行います。その後、希望の日程で駆除作業が実施されます。
業者によっては保証期間を設けている場合もあります。これは、保証期間内に再び害虫が現れた、もしくは再発してしまった場合に、無償で再度駆除作業を行ってくれるサービスです。
保証内容は業者によって異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
ここでは害虫駆除業者を選ぶ時に、注意したいポイントをご紹介します。
まずは害虫駆除の専門業者であるか確認しましょう。害虫はさまざまな種類がいるため、中には対応していない業者もいます。 ゴキブリであればゴキブリ、シロアリならシロアリの専門業者に依頼するのがおすすめです。
専門業者であれば、その害虫に対する知識や経験が豊富です。さらに多くのケースに対応しているので、安心して任せられるでしょう。
専門業者かどうか見極めるには、ホームページに記載があるか、国税庁の法人番号公表サイトに掲載されているか、都道府県の建築物登録業に登録されているかなどの方法があります。 Webからでも確認できますので、まずは確認することをおすすめします。
明朗会計であるかどうかも重要です。ホームページなどに、駆除対象、駆除方法、料金設定が分かりやすく書かれている業者を選びましょう。 チラシやホームページに「キャンペーン価格」「一律○円」と書かれていたけど、追加料金を課されたり、オプションが加えられたりすることもあります。 そのため、サービス内容や料金が明確であるかも重要なポイントです。
料金が分かりやすく書かれていることは重要ですが、害虫駆除は種類や範囲によって追加料金がかかることもあります。またマンションか戸建てかによっても料金が異なる場合が多いです。
そのため、ホームページなどに記載されている金額では判断できない部分もあります。見積もりまでは無料としている業者も多いため、 複数社から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。
良心的な業者であれば、契約を取るために不安を煽るような営業はしてきません。見積もりの際にしっかりと話を聞いてくれたり、不安に寄り添ってくれるような業者を選びましょう。 また駆除方法や、なぜその価格になるのかなどを分かりやすく説明してくれたり、再発防止のアドバイスなどをくれたり業者も、安心して任せられる可能性が高いでしょう。
専門業者を選ぶ時には、保証やアフターサービスも確認しておきましょう。保証があれば、保証期間内に再度害虫が発生した場合でも、基本的には無料で対応してもらえます。 保証期間は業者によってさまざまです。1年～5年の間で設定されているケースが多いため、あらかじめ確認しておきましょう。
害虫駆除は専門家に頼るのがいいですが、中には「高額な請求をされた」などトラブルもあるようです。トラブルにならないためにも業者選びが大切です。ぜひ参考にしてください。
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※1 調査方法：インターネット調査、調査期間：2020年12月23日～25日、調査概要：住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象：全国の20代～60代の男女1080名、アンケートモニター提供元：ゼネラルリサーチ
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