2022年8月4日
2022年8月4日
アシナガバチ駆除は自分でもできますが、手順や必要な道具を知ることがまずは大切です。 ほかには刺されたときの対処法や業者に依頼するメリットなども理解したうえで、アシナガバチ駆除作業を安全に進めていきましょう。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
庭や家の軒下、近隣の家などでアシナガバチの巣を見つけた際には、駆除すべきか迷うところです。
基本的に生活に支障のない場所であればそのままにしておいても問題はありませんが、困るのは生活に支障が出る場所にあるアシナガバチの巣です。
対処すべきことについて詳細を見ていきましょう。
庭や家の近くなどにアシナガバチの巣がある場合でも、時期によっては、そのままにして様子を見るかたちをとっても問題はありません。 特に10月中旬以降の巣は、刺激を与えない状態でそのままにしておいてもいいでしょう。
というのも、アシナガバチは越冬するにあたって巣にこもることはないため、冬が近づくと蜂が巣に残っていることはないからです。
そのため10月中旬以降の巣は、少なくとも駆除について急を要するものではないことがわかります。
アシナガバチの巣は、自分で駆除することも可能です。特に越冬の時期を迎えたアシナガバチの巣は、比較的簡単な手順で駆除作業を進めることが可能です。
しかし、アシナガバチの巣は、スズメバチの巣ほどの危険がないとはいえ、刺されれば危険が伴うことには変わりありません。 駆除方法を誤れば、自分や周りの人が刺される可能性があるため、作業の進め方は事前によく確認する必要があります。
なお、自治体によっては防護服やその他の機材の貸し出しを行ってくれる場合もあるため、必要に応じて利用するのもいいでしょう。
安心できるのは、やはり駆除専門業者に依頼することです。駆除専門業者は、アシナガバチを含む蜂の巣駆除のプロなので、手際よく作業を進めてくれます。 周りに危険が及ばないようにも、しっかりと配慮してもらえます。
アシナガバチの巣の駆除は、行政では対処してくれないことがほとんどです。そのため、業者への相談を考えている方も多いでしょう。
業者であれば早めの対処も可能なので、7月〜9月くらいの巣が最大になる時期に駆除しておくのもおすすめです。
アシナガバチの巣の駆除を始める前には、リスクを冒さないよう、いくつかの点をよく確認しておく必要があります。主にチェックしたいのは、次の点です。
・本当にアシナガバチなのか
・巣の場所
・巣の状態
・時期
以下で詳しく解説します。
アシナガバチの巣を駆除する際は、本当にアシナガバチなのか冷静に見極める必要があります。 例えば、「アシナガバチだと思っていたらスズメバチだった」となれば、駆除にあたっての危険度が高まるため、十分に注意しなければなりません。
アシナガバチの体長は平均的に2cmほどです。4月〜11月頃を主な活動時期としています。その名の通り足が長いのが大きな特徴で、ゆっくりとした動きをする傾向にあります。
一方、スズメバチは体長は30ミリ以上とアシナガバチよりも少し大きめです。好戦的で攻撃してくる可能性があるため注意しましょう。
駆除を考える際には、まず巣の場所を確認しましょう。自力で安全に駆除できる場所の条件は次のとおりです。
・高所ではなく手が届く場所にある
・開放的な場所(いざというときに逃げられるように)
一方で、狭い場所や高所にあるアシナガバチの巣を無理に駆除するのは危険なので、業者へ相談しましょう。 屋根裏などは、中に入れば確かに手は届きますが、場所が狭いため危険が及ぶ可能性があります。
駆除しやすい大きさは、直径5cm以内が目安です。それ以上のサイズになったアシナガバチの巣は、攻撃される危険が伴う可能性があるため、自力で駆除するのはやめておきましょう。
小さなサイズのアシナガバチの巣は、作られてからまだ間もない状態の巣です。中にいる蜂の数も少ないため、比較的駆除しやすい傾向にあります。
アシナガバチの巣の駆除に適している時期は、目安として4月〜5月くらいです。これよりあとの時期になると、働き蜂が増えて活動が活発になるため、危険度が高まります。
特に9月頃は活動がピークになる時期と言われています。女王蜂が誕生するため、蜂たちは過剰に外敵を警戒するからです。 そのため、自分自身でアシナガバチの巣の駆除を考える際には、4月〜5月くらいを目安にしましょう。
アシナガバチの巣駆除を安全に進めるためには、必要な道具をしっかりとそろえることが大切です。
道具が足りていないと、危険度が増す可能性があるため、作業を進める際には道具の不足がないかどうかよくチェックしてみてください。
ではここからは、アシナガバチの巣の駆除に必要な道具をご紹介していきます。
まずは、刺されないための防護服が必要になります。
しかし蜂の駆除でプロが使用する専用の防護服は、一般的にも購入することができるものの、かなり高額になる場合があります。 防護服に関しては自治体でレンタルを受け付けている場合があるため、自分で用意できない場合は積極的に借りることをおすすめします。
フードの付いた雨ガッパや長靴などを着用して代用することもできますが、その際にはできる限り隙間を作らないように防御することが大事です。
駆除に必要な殺虫剤です。アシナガバチには、一般的に市販されている殺虫剤・殺虫スプレーでも問題はありませんが、 蜂駆除を目的とした専用の殺虫剤も販売されているため、より安心感を得たいのであればそちらを用意するのもいいでしょう。
また、殺虫剤はある程度長く噴射して使用するため、最低でも2本は用意しておきましょう。
巣やアシナガバチの死骸を入れるためのゴミ袋と、それを取るためのトングも用意しましょう。
ゴミ袋は、念のため二重以上にして使用することをおすすめします。何かあっても困らないように、たくさん用意してそばにおいておくことが大事です。
アシナガバチの巣の駆除をする際には、懐中電灯も必要です。
懐中電灯が必要なのは、そもそも駆除に適した時間が日没後だからです。アシナガバチの巣を駆除する際には、中にアシナガバチがいる状態で作業を進める必要があります。
日中、アシナガバチは巣の外に出て活動しているため、効率的かつ安全に駆除をするなら、アシナガバチたちが巣に戻ってきた日没後を狙わなければなりません。 日没後は周りが見えづらいため、懐中電灯で手元を確認しながら作業を進めましょう。
注意点として、アシナガバチは明かりに集まる習性があるので、蜂が認識できない赤いセロファンをライトの部分に貼り付けておくことをおすすめします。
ここからは、アシナガバチの巣を駆除する手順について詳細をわかりやすく解説していきます。基本的な手順は次のとおりです。
1.巣に殺虫スプレーをかける
2.そのまま一晩放置する
3.巣を片付ける
4.巣があった周辺に殺虫スプレーをかける
では、それぞれの手順における重要なポイントや注意点を解説していきます。
まずは、巣から少し距離を取った状態で殺虫剤をかけましょう。距離はだいたい2〜3mが目安です。殺虫剤は、巣に向けて数十秒かけ続けます。 また、しっかりと巣に殺虫剤がかかるよう、風上からかけるように意識してください。
巣からはやがてアシナガバチが出てきますが、殺虫剤を浴びている以上刺してくることはないため、パニックにならず、落ち着いて殺虫剤を噴射し続けましょう。 巣から出てきたアシナガバチは、しばらく飛んだあとに下に落ちて息絶えます。
殺虫剤を噴射したアシナガバチの巣は、そのままにした状態で一晩放置してください。すぐに無理やり取り除くようなことはしないようにしましょう。
一晩放置するのは、帰ってくるアシナガバチがいないかチェックするためです。もし何匹か戻ってくる蜂がいるようであれば、殺虫剤で対応しましょう。
完全にアシナガバチがいなくなったことを確認したら、巣を片付けましょう。トングなどを使って巣を取り出し、ゴミ袋に入れます。 周りに巣の残骸がある場合は、それらも残さずに片付けましょう。また、下にはアシナガバチの死骸も落ちているはずなので、同様にきれいに片付ける必要があります。
なお、息絶えているからといって、死骸には直接触れないようにしましょう。 無意識のうちに毒針に触れてしまう可能性があり、大変危険です。死骸を拾う際には、トングや割り箸を使用してください。
片付けをしている最中に周りにアシナガバチがいなくても、あとで巣にいたアシナガバチが戻ってくる可能性があります。そのため巣を片づけたあとは、周辺に殺虫剤をかけておきましょう。
周りに殺虫剤を噴射すれば、新たに巣を作られてしまうこともなくなります。同じ場所に巣を作ることが多いため、十分に注意してください。
ここからは、アシナガバチの巣の駆除で注意したいポイントを解説していきます。アシナガバチの巣の駆除は、スズメバチほどではないとはいえ危険が伴う作業です。 気軽に行うと大きな怪我をする可能性があるため、以下の注意点には気をつけてください。
アシナガバチの巣の駆除は、白い服装で行うことをおすすめします。蜂は黒いものに攻撃をする習性があるため、黒い服装で駆除を行うとアシナガバチの攻撃を煽ってしまう可能性があります。
実際に、蜂駆除の防護服は基本的に白色で作られています。自前で防護服を用意するときは、色に注意しましょう。
香水や香り付きの制汗剤、その他ワックスなどは、駆除するときはつけないようにしましょう。 アシナガバチは、自身の習性として香りの強いものに反応する傾向があります。香りの強いものを身につけていると、駆除の際に攻撃されるリスクが高まります。
ほかには、汗の臭いなどにも反応することもあります。何らかの匂いがする状態では、駆除作業は行わないほうがいいでしょう。
アシナガバチが活発になるのは、主に日中です。夕方から夜にかけての時間帯は、巣に戻って休んでいるため、動きもそこまで活発ではありません。
昼間の巣には蜂がいないわけではありませんが、昼間に作業をすると、戻ってきたアシナガバチに攻撃される恐れがあるため要注意です。
高所での作業はおすすめしません。はしごを使用して、高いところにあるアシナガバチの巣を駆除しようとすると、いざというとき身動きが取れない可能性があります。
また、アシナガバチに攻撃されて慌ててしまうと、はしごから足を滑らせてしまう場合もあり、大変危険です。高いところにある巣は、できるだけ業者に対処してもらうようにしましょう。
駆除をするときは、とにかく肌を守った状態で作業を進める必要があります。皮膚は露出せず、タオルやマスク、手袋、防止などでしっかりガードすることが大切です。 防護服が用意できるときは、原則的に防護服を着用して作業を進めることが重要になります。
アシナガバチに刺されてしまったときは、次のような対処法で身を守ることが大切です。それぞれの注意点を整理していきましょう。
アシナガバチに刺されたとわかったら、その段階で無理に駆除作業を進めることはせず、身を低くした状態でその場から離れましょう。
蜂を刺激すると、さらに仲間が増えて攻撃されるリスクは高まります。すぐに離れることだけを意識してください。
アシナガバチは毒針で刺してくるため、刺された患部からは、まず毒を絞り出す必要があります。刺されたところを絞りながら、入念に洗い流しましょう。
なお、アウトドアで使用できる吸い取り器具も販売されているため、念のため駆除の際には準備しておくのもいいでしょう。
上記の対処はあくまで応急処置なので、その後は医療機関を受診することをおすすめします。洗った傷口を冷やした状態で、医療機関を受診しましょう。
なお、アナフィラキシーショックを起こせば、生命に危険が及ぶことも珍しくありません。 吐き気や下痢、風邪のような症状、ひどい場合は血圧低下や心停止、意識障害などの症状が現れる可能性もあるため、十分に注意が必要です。
アシナガバチ駆除を専門業者に依頼すれば、さまざまなメリットが得られます。自分で駆除をすることもできますが、危険が伴うため、厳しい状況の場合は無理はしないようにしましょう。
アシナガバチの駆除を業者に依頼するメリットは以下のとおりです。
アシナガバチの駆除の業者に作業を依頼すれば、自分自身には基本的に危険が及ばないため、安心かつ安全です。
刺されたり、あわてて怪我をしたりすることはないでしょう。アシナガバチを刺激することで、周りの人に危害を与えてしまうこともありません。
アシナガバチの駆除業者は、スピーディーな対応が魅力となっています。
「困っているので今日来てほしい」といった急を要する場合でも、専門業者なら柔軟に対応してくれるのがポイントです。
巣を駆除する際に、巣にいなかった蜂や逃げ出してしまった蜂が巣があった場所に戻ってくる可能性があります。 巣がないことがわかると凶暴化し、刺されるリスクが高くなります。同じ場所に再び巣を作ってしまう場合もあります。
業者に依頼することで、同じ場所に巣が作られた際に対処するなど、アフターフォローや保証が受けられます。
アシナガバチの駆除業者は、駆除のプロです。そのため作業の手際は非常によく、短い時間で効率的に作業を進めてくれます。
もちろん駆除も確実なので、手間取りながら自力で行う駆除作業よりも、安心感は高いと言えるでしょう。
アシナガバチの巣の駆除は、時期や大きさによっては自分で駆除することも可能です。自治体では対処してくれないことがほとんどのため、困ったときは自分で駆除をするのも一つの手でしょう。
しかし危険が伴うのは事実のため、アシナガバチの駆除を進める際には、手順と注意点を必ずチェックしておきましょう。
ただし無理をして怪我をするのでは本末転倒です。駆除の方法に困ったときは専門業者に依頼する方法もあるため、安心して依頼できる業者を見つけて相談することも、積極的に検討していきましょう。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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