2022年12月20日
2022年12月20日
駅前や公園でよく見ける鳩は、実は家にも巣を作ることがあります。
鳩が家に巣を作るには原因があるので、鳩の特徴と巣を作る原因や、鳩の巣の被害や駆除方法を確認しておきましょう。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
自然豊かな公園などで見かけること多いハトが、なぜ人が暮らす家に巣を作るのでしょうか?
ハトが人の出入りがある家に巣を作ることには、さまざまな原因があります。
なぜハトが家に巣を作るのか、ハトの特徴と巣を作る原因を解説します。
日本に生息しているのは、アオバトやカラスバト、キジバトやシラコバト、ドバトなどで、中でもよく見かけるのがドバトです。
人と長く付き合ってきたハトは人の身近に生息しており、ハトの出現率は工業地の面積が増えると上がり、森林の面積が増えると低くなります。
ハトは繁殖能力が高く、ツガイになると一生添い遂げ、産卵の周期は1年に4~6回で、1回につき2個ずつ卵を産みます。
他の鳥類と異なり、ハトはミルク状の嘔吐物の「ピジョンミルク」をヒナに与えるため、1年中繁殖可能です。
ヒナは生まれて1カ月で巣立ち、6~10カ月ほどで成鳥になると繁殖できるようになります。
ハトはカラスや野良猫などの外的から身を守れる場所に、好んで巣を作ります。
人が生活する家はカラスや野良猫が近付きにくく、水が飲める環境もあるため、ハトが産卵や子育てするための安全で快適な環境が整っています。
また、ハトには帰巣本能が強い習性があり、家に一度でも巣を作られてしまうと、しつこく戻ってくるため注意が必要です。
ハトは卵やヒナをカラスや野良猫の攻撃から守るために、人があまり出入りしない高い場所や、人の目に触れにくい室外機や給湯器の物陰などに巣を作ります。
たとえば、駅や工場のひさしの下、高速道路や鉄道の高架下、マンションやビルのベランダ、太陽光パネルと屋根の隙間などが、巣を作られやすい場所に挙げられます。
ハトの中でもカワラバトはもともと、岸壁の割れ目などに巣を作っていたため、市街地でもマンションなどの高い建物によく巣を作ります。
ハトが巣を作る時期で多いのが、暖かくなってくる3~5月頃です。
暖かい春はエサも豊富で巣作りに格好の季節なため、3~5月頃に家の周辺でハトを見かけた場合は、巣作りしている可能性があります。
また、ハトは半年ほどで成鳥になり繁殖ができるようになるため、9~11月頃にも巣作りするハトが増えるため注意しましょう。
家の敷地内や建物に鳩の巣ができると、人にさまざまな被害が及びます。
鳩の巣がどのような被害を与えるのか、確認しておきましょう。
公園や駅前で鳩の鳴き声が気になる人は少ないかと思いますが、毎日生活する家ではそうではありません。
日が昇った早朝から日が暮れる夕方まで、1日中家のベランダや屋根の上で元気よく鳴かれると、睡眠の邪魔になったり、ストレスを感じたりしてしまいます。
また、ヒナは成鳥になる過程で飛ぶ訓練を行うため、飛び立つ時の羽音も気になることがほとんどです。
鳩の巣の被害で真っ先に思い付くのが、糞の被害です。
ベランダやひさしの下に鳩の巣があれば、巣の周辺に糞がまき散らかされます。
糞まみれのベランダは見た目が悪いだけではなく、糞にはカビや細菌などが大量に含まれています。
糞まみれになったベランダを掃除する際には、糞に触れて感染症になったり、乾いて飛散した糞を吸い込むことで、アレルギー症状が出たりする可能性があるため、非常に危険です。
危険だからといって糞をそのまま放置していると、ゴキブリなどの害虫が発生しやすくなり、糞に含まれる酸の成分が金属を腐食させることで、サビや劣化の原因にもなります。
また、太陽光パネルと屋根の隙間に巣を作られると、接続部分に引火して火災が発生する恐れもあります。
鳩の巣を放置していると、外干しした洗濯物が糞で汚れてしまうこともありますので、早めの対策が必要です。
鳩の糞だけではなく羽毛にも、ノミやシラミ、ダニなどのさまざまな寄生虫がいます。
鳩が家に住み着いていると、鳩を媒介して室内に寄生虫が入り込む恐れがあります。
一度寄生虫が入り込んでしまうと駆除することは難しいため、ダニが人やペットの血を吸ったり、吸い込んだダニの糞が人体に悪い影響を与えたりと、寄生虫の被害を受けてしまいます。
万が一、鳩がベランダや室外機の裏などに巣を作ってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?
鳩の巣が被害を及ぼすからといって、すぐに駆除はできません。
実は、鳩は鳥獣保護法で守られており、鳩の巣に卵やヒナがいる場合は、勝手に駆除できないのです。
自分でできる対処法は、卵やヒナがいない場合といる場合で異なります。
鳩の巣に卵やヒナがいない場合は、鳩が巣に戻ってくる可能性があるかどうかを確認しましょう。
鳩が巣に戻ってこない場合は、鳩を傷付けることがないので、自分で鳩の巣を撤去することが可能です。
鳩の巣の撤去は、5つの手順で行います。
・準備するもの
手袋、マスク、ゴーグル、長靴、ゴミ袋、新聞紙やキッチンペーパーなどの大きくて厚手の紙、エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液
ステップ1.準備
鳩の巣の片付けは、風の弱い日に行います。
風が強いと糞に含まれる菌が飛散し、吸い込んでしまう恐れがあるからです。
菌が家の中に入り込まないように、家の窓や扉は閉めておきます。
また、免疫力の低い子どもや年配の人、妊婦や体調の優れない人は、感染症にかかる可能性があるので、鳩の巣を掃除することは避けましょう。
鳩の巣の中にたくさんある糞や羽毛には、害虫だけではなく、カビや細菌がたくさん含まれています。
片付けを行う人は感染したり吸い込んだりしないように、手袋やマスク、ゴーグルを着用しましょう。
ステップ2.消毒
鳩の巣と周囲に消毒液を散布し、全体を湿らせます。
糞が乾燥すると菌が飛散しやすいため、吸い込んでしまうことを防ぐためにも、巣ごと湿らせましょう。
ステップ3.撤去
念のために二重にしたビニール袋に巣を入れたら、口をしっかりと結んで密封します。
ステップ4.清掃
鳩の巣があった場所や周辺の汚れを、新聞紙でこすり取ります。
水でしっかりと洗い流した後に、消毒液で除菌しましょう。
ステップ5.再発防止対策
鳩には帰巣本能があるため、巣を取り除いても戻ってくる可能性があります。
再び鳩が巣を作らないように、対策が必要です。
鳩の巣に卵やヒナがいる場合は、残念ながら巣を片付けられません。
お住まいの自治体に相談して、対処方法を教えてもらいましょう。
問い合わせ先は、自治体のホームページで確認できます。
ハトの巣を駆除する際には、いくつかの注意点があります。
勝手にハトの巣を片付けて罰せられたり、不十分な対策で怪我や病気をしないように、注意点を確認してから対処しましょう。
鳩の巣を片付ける前に知っておきたいのが、一般的に鳥獣保護法と呼ばれている、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」の内容です。
鳥獣保護法では、鳥獣と鳥類の卵の捕獲・採取・損傷が禁止されています。
そのため、許可なく鳩を捕獲したり、怪我を負わせたりすることはもちろん、卵やヒナを移動させることもできません。
ベランダや室外機の裏に鳩が作った巣を勝手に片付けた場合は法律違反となり、100万円以下の罰金または1年以下の懲役が課せられるため、注意が必要です。
鳩の巣を片付ける際には、鳥獣保護法を守らなければなりません。
どんなに鳩の巣の被害で悩まされても、鳩や卵、ヒナを傷付けてはいけないため、慎重に鳩の巣の片付けを進めることが大切です。
鳩は平和の象徴でもあるため、温和なイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
実は、意外にも鳩は獰猛で、人を敵と判断すると容赦なく攻撃してきます。
縄張り意識が高い鳩は、縄張りに侵入してくるものは敵と見なします。
鳩の巣は鳩の縄張りなので、うっかり近付いてしまうと鋭いくちばしや爪で攻撃したり、群れが集団で襲ってきたりするため、鳩の巣を片付ける際には万全の対策が必要です。
また、鳩の糞や羽毛にはたくさんの病原菌や寄生虫が潜んでいるので、感染症の対策も欠かせません。
鳩からの攻撃対策として、頭を守るヘルメットや頭巾、目を守るゴーグルを着用しましょう。
病原菌や寄生虫の耐策には、口や鼻を守るマスクの他、肌を守る長袖や長ズボンを着用することをオススメします。
鳩の巣を片付けたからといって、終わりではありません。
縄張り意識や帰巣本能が高い鳩は再び巣に帰ろうとするため、鳩の駆除を完全に行うためには、鳩が二度と巣を作らないようにする再発防止対策が必要です。
鳩を寄せ付けないようにするためには、鳩を近寄らせない対策と、鳩の侵入を防ぐ対策といった2つの対策を行います。
・鳩を近寄らせない対策
鳩を近寄らせない対策には、市販の忌避剤やスパイクが有効です。
鳩の嫌な味や臭いを発する忌避剤には、スプレータイプや固形タイプ、ジェルタイプなどの種類があり、ホームセンターやネットショップで購入できます。
忌避剤を鳩が止まることの多いベランダの柵や手すり、室外機や給湯器の上部に塗ります。
もう1つのスパイクとは、その名のとおり「トゲ」のことで、忌避剤と同じく鳩が止まることの多いベランダの柵や手すり、室外機や給湯器の上部に設置し、鳩が止まることを防ぎます。
・鳩の侵入を防ぐ対策
物理的にベランダなどへの鳩の侵入を防ぐためには、防鳥ネットが効果的です。
防鳥ネットを正しく設置できれば、高確率で鳩の侵入を防げます。
ただし、マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、設置する前に管理会社や管理組合への確認が必要です。
マンションやアパートによっては、美観保全を理由に防鳥ネットの設置を禁止している場合もあるので、必ず確認してから設置しましょう。
防鳥ネットは、ホームセンターやネットショップで購入できます。
縄張り意識や帰巣本能が高い鳩は、巣を片付けた後も再び戻ってくる可能性が高いため、しっかりと駆除しなければなりません。
また、鳩の巣にヒナや卵がいる場合は個人で勝手に片付けられないため、対処に困る人も多いでしょう。
鳩の巣で困った場合にオススメするのが、専門業者への相談です。
鳩の駆除のプロである業者なら、巣の駆除や清掃、除菌や再発防止対策まで行ってくれますので、安心して任せられます。
鳩の巣の駆除を業者に依頼することには、さまざまなメリットがあります。
・手間と時間がかからない
鳩は頭が良いため、素人の対策では完全に巣作りを防ぐことが難しいのが現状です。
市販の対策グッズを購入して設置するには、手間と時間がかかるだけではなく、対策が成功するかどうかも分かりません。
しかし、プロである業者に依頼すれば費用はかかりますが、手間と時間を無駄にしないので、プロに依頼する方が賢明です。
・法的に駆除してくれる
鳩は鳥獣保護法で守られているため、間違った方法で駆除すると、罪に問われてしまいます。
鳩の巣の駆除を手掛ける業者なら法律も理解しているため、罪に問われる心配がありません。
・確実に駆除してくれる
素人は鳩の行動パターンを把握していないため、自分で対処する場合には、見当違いの対策をしてしまうことがよくあります。
一方、プロである業者は鳩の行動パターンを把握しており、長年の実績で培った知識と経験があるため、最適な方法で確実に駆除してくれます。
・安全に駆除してくれる
鳩の巣の片付けや鳩の駆除では、掃除や消毒を行うため、さまざまな薬剤を使用します。
使用する薬剤によって効果だけではなく、人体への影響も異なりますので、薬剤の知識が必要となります。
安全かつ適切に鳩の巣を片付けるには、自分では駆除するよりも、業者に依頼することをオススメします。
鳩はむやみに人を攻撃することもなく大人しいため、巣を片付けることをかわいそうに思って放置していると、被害がさらに大きくなってしまいます。
糞は夏場には相当ひどい臭いになりますし、病原菌の温床にもなりますので、早急に対処しなければなりません。
鳩の被害を大きくしないためには、早めの対策が必要です。
ただし、鳩や鳩の巣の対策を自分でするのは非常に難しいため、確実に駆除したい場合は、業者に依頼することをオススメします。
糞による汚れが少ない初期の段階であれば、費用も抑えられるはずなので、鳩の巣に気付いたらできるだけ早く業者に相談しましょう。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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