2023年1月27日
2023年1月27日
エアコンの室外機の中に蜂の巣を見つけても、不用意に近づくのは刺される恐れがあるため大変危険です。そこで当記事では、室外機に蜂の巣を見つけた場合の対処法や、巣を作られないための予防方法を解説します。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
スズメバチやアシナガバチは、エアコンの室外機の中に蜂の巣を作りがちです。特にエアコンを使用し始める時期は注意が必要です。いつの間にか室外機の中に巣が作られてしまい、それに気づかずにエアコンを動かした結果、故障してしまうケースも少なくないからです。
蜂が室外機の中に巣を作る理由には、次のような点を挙げられます。
・風や雨、日光をしのぐため
・外敵の攻撃から身を守るため
・餌や水場が近くにあるため
室外機の中に巣を作るのはアシナガバチが多く、子育てなどに都合が良いからです。
蜂は雨や風の影響でうまく飛べなくなります。暑さも苦手なので、風雨や直射日光を防げる室外機の中は最適と言えます。加えて室外機の中であれば身を隠せるため、外敵に襲われる心配もありません。
また、アシナガバチはイモムシなどの他に、甘いお菓子やジュースも好物としています。人間が近くに住んでいる室外機は、餌場や水場としても適しているのです。
国内には主に「スズメバチ」「アシナガバチ」「スズメバチ」の3種類が生息しています。中でもエアコンの室外機に巣を作るのは、圧倒的にアシナガバチが多い傾向にあります。
アシナガバチは体長が20mmほどで、全体的に細長いフォルムをしています。名前の通り足が長く、フラフラと飛ぶのが特徴です。スズメバチに比べると攻撃性が低く、巣に近づいたり攻撃しなければ、人間を襲うことはほぼありません。
ただし、比較的大人しい性格ではありますが、毒がある針に刺されると激痛や腫れ、かゆみなどを引き起こすため不用意に近づくべきではありません。
アシナガバチはイモムシなど、畑を荒らす害虫を餌にすることから益虫という側面も持っています。基本的に生活の害にならないのであれば、無理に巣を駆除しなくてもいいと言われています。
ですが、室外機の中に巣を作られてしまうと、エアコンの故障だけでなく、自分や家族、近隣の住民が刺される恐れがあるため、早めに対処する必要があります。
室外機の中に巣を作るのは、アシナガバチだけではありません。最も危険で凶暴なスズメバチも巣を作るため注意が必要です。
スズメバチはオレンジと黒色の胴体を持ち、全体的にガッシリとした体型をしています。また、スズメバチには次のような特徴があります。
・性格は攻撃的で凶暴
・近づいただけで襲ってくる
・飛行速度は時速40キロ
・毒性が強い
・針から毒を飛ばす
・毒針は何度でも刺せる
スズメバチは非常に攻撃性が高く、近くに人間がいるだけで襲いかかってきます。飛行速度は時速40キロと速く、走って逃げても追いつかれてしまいます。毒性も強く、刺されると患部が激痛や腫れ、かゆみの他に、アナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあります。
毒は刺されてから注入されるだけでなく、針から飛ばすことも可能です。毒が目に入れば、一時的に失明する恐れもあります。
スズメバチの巣は、初期はフラスコを逆さまにしたような形をしています。時間が経つにつれて円形になります。巣のサイズは巨大で、完成すると60cmにもなります。巣の内部には数千匹のスズメバチが生息しており、近づくと一斉に攻撃を仕掛けてきます。
室外機の中に巣を作っているのがスズメバチの場合は、絶対に自分で駆除しようとせず、蜂駆除専門の業者に依頼しましょう。
スズメバチやアシナガバチは、室外機の次のような場所に巣を作る傾向があります。
・室外機の内側や天板
・プロベラの裏
・地面と室外機の間
・壁と室外機の隙間
地面や壁に近い場所に巣を作られた場合は、比較的発見するのは容易です。しかし、天板や内側、プロペラの裏に巣を作られると、見つけるのが難しいため発見が遅れてしまいます。
室外機の中に巣を見つけたら、絶対に近づかないことです。また、駆除が終わるまではエアコンの使用も控えましょう。
室外機の内部に蜂の巣があったら、早急に対処する必要があります。もし、そのまま放置すると、次のようなリスクが生じます。
・エアコンが故障する
室外機に蜂の巣がある状態でエアコンを起動すると、蜂の巣がファンに巻き込まれて故障の原因となります。
特に夏場は蜂の数も増えており、駆除にかかる費用も高くなります。さらにエアコンも使えない状態で過ごすことになるため、体調の悪化を招く恐れがあります。
・室内に侵入する
室外機からホースなどを通ってエアコン内部に入りこみ、そこから室内に侵入して小さな子供やペットが刺される恐れもあります。
冬眠から目覚めたばかりの4月~5月は、巣作りも女王蜂1匹で行うためサイズも小さめです。この時期であれば、準備さえしっかりしていれば自分で駆除することも可能です。以下では蜂の巣を駆除する方法を解説します。
室外機の蜂の巣を駆除する前に、必ず以下の点を確認してください。
・蜂の種類
・巣の大きさ
室外機の中に巣を作ったのがアシナガバチであれば、自力での駆除も可能です。しかし、スズメバチだった場合は、絶対に自分で対処しないようにしてください。スズメバチの巣の駆除は、プロの駆除業者でも危険が伴う作業です。知識も道具もない素人が手を出すのは大変危険です。
また、巣の大きさにも注意してください。蜂の巣は夏頃になると最も大きくなります。比較的小さなアシナガバチの巣でも内部には50匹程度、スズメバチであれば巣の内部に数千匹も生息しています。室外機に不用意に近づくと、巣を守るために蜂の群れに襲われることになります。夏場に蜂の巣を見つけたのであれば、近づかずに業者に駆除を依頼しましょう。
さらに以下の点に注意してください。
・室外機の中に殺虫スプレーを吹きかけない
・黒色の服などを身に着けない
・甘い香りのする香水などをつけない
自分で蜂の巣を駆除をする場合は、絶対に殺虫スプレーを使用しないでください。室外機の中に直接スプレーすると、電気部品をショートさせてしまい、エアコンが故障する恐れがあります。また、蜂は黒色と甘い匂いに敏感です。駆除をする前にシャワーを浴びて臭いを消し、白色の服を着用しましょう。
アシナガバチの巣が小さく、女王蜂が冬眠から覚めたばかりの4月~5月頃であれば自力での駆除も可能です。ただし、必ず次の道具を準備してください。
・防護服
・殺虫剤(スプレータイプと燻煙タイプ)
・室外機を覆うサイズのビニール袋
・ガムテープや養生テープ
・トング
・掃除道具(ほうき、ちりとり、ゴミ袋)
・赤いセロファンをつけた懐中電灯
・ドライバー
・軟膏やポイズンリムーバーなど
防護服はホームセンターで購入することが可能なほか、市役所で無料で貸出を行っている場合があります。防護服の価格は安くはないため、まずは市役所に問い合わせてみると良いでしょう。
どうしても防護服が用意できない場合は、厚手の長袖長ズボン、軍手、首元を隠すタオル、帽子、レインコート、長靴などを着用しましょう。蜂は黒色に反応して攻撃するため、必ず白色のものを選んでください。
万が一蜂に刺されてしまった場合に備えて、蜂さされ用の軟膏や毒を吸い出すためのポイズンリムーバーなどを準備しておきましょう。
刺されてから体調が悪くなった場合は、アナフィラキシーショックを起こしている恐れがあります。早急に救急車を呼んで病院を受診しましょう。
室外機の蜂の巣を駆除する際は、次の手順で行います。
1. 室外機をビニール袋で覆う
2. ビニール袋の隙間から燻煙剤を入れる
3.隙間ができないようにガムテープなどで固定する
4.蜂が逃げ出したら殺虫スプレーで対処する
5.蜂が全滅するまで1日ほどそのまま放置する
6.次の日にビニール袋を外して室外機の天板を外す
7.室外機の中の蜂や蜂の巣を取り出してゴミ袋に入れる
8.周囲の蜂を掃除道具で集めてゴミ袋に入れる
9.自治体の処理方法に従いゴミに出す
殺虫剤はあくまで襲われた時用と考えてください。絶対に室外機の中には吹きかけないようにしましょう。
蜂の巣の駆除は、日没から2~3時間後に行いましょう。蜂は日中になると餌を探し回るため、巣の中に蜂はいません。その状態で巣を駆除すると、戻ってきた蜂が凶暴化して襲ってきます。蜂と蜂の巣をまとめて駆除するためにも、蜂が巣に戻る日没以降に作業を行いましょう。
駆除作業は夜間になるため、周囲を照らす懐中電灯は必須です。明かりで蜂を刺激しないために、あらかじめ赤いセロファンを貼っておきましょう。
エアコンの室外機に蜂の巣を作らせないために、次のような予防方法が効果的です。
・防虫ネットの使用
・防虫スプレーの使用
・その他の予防方法
以下で詳しく解説します。
防虫ネットを室外機にかけることで、蜂の侵入を防ぐことが可能です。ネットが破けなければ効果が続くのもメリットと言えます。ただし、網目が大きいと蜂が侵入しますし、細かすぎると排熱ができななりエアコンが故障してしまいます。蜂の侵入を防ぎ排熱もしやすいように、網目の大きさが2cmほどの防虫ネットを選ぶといいでしょう。
室外機の中に防虫スプレーを吹きかけるのは故障の原因になりますが、周囲に撒くのは効果的です。例えば蜂の巣を駆除した後に室外機の周辺に巻いておくことで、蜂が巣のあった場所に戻る「戻り蜂」を防げます。
蜂は、室外機と室内機を繋ぐ化粧カバーの隙間や、室外機から出る水を排出するドレンホースを通って室内に侵入する恐れがあります。化粧カバーやドレンホースに防虫ドレンキャップを取り付けることで、蜂の侵入経路を塞げます。
室外機の中の巣は、時期や蜂の種類によっては自力で駆除することも可能です。市役所で蜂駆除の道具を貸し出している場合、費用をかけずに駆除を行えるでしょう。
しかし、やり方を間違えると室外機を壊してしまう恐れがあります。また、巣を作っているのがスズメバチだった場合、大怪我をする恐れがあります。
自力での駆除に失敗した場合、室外機の修理代や治療費などがかかるかもしれません。最悪の場合、蜂に刺されてアナフィラキシーショックを引き起こし、死に至る可能性もゼロではないのです。
安全・確実に蜂の巣を駆除したいのであれば、プロの蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。
「スマイルレスキュー」では、ご依頼から駆除まで次のような流れで行われます。
1.直接電話するか、ホームページのお問い合わせフォームで相談していただく
2.近隣のスタッフが最短10分で現場に赴き、問題の箇所を確認してから見積もりをお出しします
3.見積もりの内容に合意していただけたら駆除を開始します
4.戻り蜂の対策をして完了です
5.その場で現金かカードでお支払いいただけます
蜂の駆除を依頼するのであれば、作業が手早く丁寧に行う業者を選びたいはずです。信頼できる業者であれば、次のような条件を満たしているはずです。
1.駆除できる害虫・害獣の種類が多い
2.アフターフォローなど保証が充実している
3.利用者の口コミや評判が良い
4.害虫・害獣被害に遭っていることを近隣住民に知られないように配慮してくれる
これらの特徴をもった業者をいくつか探し、それぞれから見積もりを出してもらいましょう。見積もりを比較して、サービスや作業内容に納得できた業者を選ぶことをおすすめします。
室外機に作られた巣がアシナガバチだった場合、一般的な業者であれば9,500円ほどが駆除費用の相場です。
室外機の巣がスズメバチだった場合は、作業に危険が伴うため18,000円ほどと高額になります。
ただし、巣のサイズが大きい、蜂が活発になる季節などの条件次第では、相場よりも高くなる可能性はあります。
また、業者によっては見積もりや出張費を別途で請求する場合もあるため注意しましょう。
当サイト「スマイルレスキュー」の駆除の窓口では、蜂の巣駆除に4,000円から対応しています。現地見積もりや出張費も無料で承っております。
蜂の巣駆除には決して安くない費用がかかります。少しでも駆除にかかる費用を抑えたいとお考えであれば、費用相場はスマイルレスキューのようなサービスサイトを利用して調べることをおすすめします。
当記事では、室外機に蜂の巣ができた場合の対処法を解説しました。
室外機の中に巣を作るのは、アシナガバチが圧倒的に多い傾向にあります。ですが、スズメバチの可能性もゼロではないため、自力で駆除するのは大変危険です。
駆除の方法を誤ると、室外機を壊すだけでなく大怪我まで負ってしまいます。少しでも危険だと思ったら無理をせず、すぐに蜂駆除の業者に依頼して駆除してもらいましょう。
「スマイルレスキュー」は、日常生活で起こるさまざまな住まいのトラブル解決に特化した会社です。
鍵開け・修理・交換をはじめ、水回りのトラブル解消、ガラスの修理・交換、不用品回収やゴミ屋敷清掃、屋根や雪のトラブル解消、害虫害獣の駆除など、その対応サービスは多岐にわたります。
2020年のインターネット調査によれば、業界の「お客様満足度」「価格満足度」「到着の早さ」において、スマイルレスキューが3冠を達成しました。
※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
スマイルレスキューが選ばれる理由は、最短10分のスピード急行や即日対応、出張費用・見積費費用・キャンセル費用がすべて無料※、現場の問題を確認し、作業に入る前の見積書作成や料金説明を行うところです。
肝心の作業も徹底した研修を受けた経験豊富なスタッフが、親切丁寧に住まいのトラブルをサポートするため、安心して依頼することができます。
サービス提供エリアも、関東・甲信越を中心に、北海道・北陸・関西・九州など、全国に支店を展開しております。
もちろん、上記エリア外でも、各地の提携業者と連携してサービスをおこなっているため、どこの地域のトラブルでも相談を受けることが可能です。