2023年3月6日
2023年3月6日
シロアリを放置すると、大事な我が家にどんどん被害が出てしまいます。
シロアリ被害に遭う前に、可能な限り予防策を講じておきましょう。
当記事では、シロアリの種類や特徴から、シロアリの侵入を予防するために必要な対策や注意点について解説します。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
大切な我が家に長く住み続けるためにも、シロアリ予防は欠かすことができません。
自分や家族が住む大事な家は、シロアリにとって餌になります。
だからこそ、シロアリから家を守るために、しっかりと予防する必要があるのです。
そのためには、定期的にメンテナンスを重ねてシロアリに侵入されない環境づくりをしなくてはいけません。
当記事では、シロアリ被害を予防するための対策や注意点について解説します。
一口にシロアリといっても種類はさまざまです。
大切な家を守るには、シロアリの特徴に合わせた対処法を取る必要があります。
以下では、シロアリの種類や巣の特徴、生息する上で必要な条件を解説します。
シロアリから家を守るためにも、まずはシロアリの生態について理解しましょう。
国内には、およそ20種類のシロアリが生息しているといわれています。
その中でも家屋に被害をもたらすのは、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類です。
①ヤマトシロアリ
体長3~5mmほどで、全体が乳白色のアリです。
他のシロアリと違って、決まった場所に巣を作ることがありません。
寒冷地以外の日本全国に広く分布して、土や木の中など湿った場所を好みます。
巣内ではおよそ1~3万匹以上が生息しており、王アリ、女王アリ、兵隊アリ、職アリで群れを形成しています。
②イエシロアリ
体長7~9mmほどで、ヤマトシロアリに比べると若干大きめです。
千葉県以外の太平洋から瀬戸内海にかけての沿岸地域や、四国、九州、沖縄といった温かい地域に広く分布しています。
イエシロアリが危険視されている理由は、個体数の多さにあります。
ヤマトシロアリはひとつの巣に1万匹ほどなのに対して、イエシロアリは100万匹を超える場合もあります。
③アメリカカンザイシロアリ
アメリカからの外来種で、主に東京、大阪、広島、鹿児島などで発見されています。
体長はヤマトシロアリの2倍ほどと巨大で、土の中よりも乾いた木材を好む傾向にあります。
群れの個体数は数千匹と少なめですが、今後被害が拡大する恐れがあります。
④その他のシロアリ
・アマミシロアリ
・オオシロアリ
・カタンシロアリ
・キアシシロアリ
・クシモトシロアリ
・コダマシロアリ
・コウシュンシロアリ
・サツマシロアリ
・タイワンシロアリ
・タカサゴシロアリ
・ダイコクシロアリ
・ナカジマシロアリ
・ニトベシロアリ
・ムシャシロアリ
これらのシロアリは、寒冷地以外の温かい地域に広く分布しています。
国内で最も被害を出している「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類の巣には、次のような特徴があります。
・ヤマトシロアリ
主に、被害を受けている家屋の軒下や、浴槽下の土の中などを好んで巣を作ります。
湿度が高く湿った場所を好み、餌となる木材がなくなると別の家屋へと集団で移動します。
・イエシロアリ
木や土の中を好み、排泄物や土などに唾液を混ぜたものを使って巨大な巣を作ります。
個体数が数百万匹にもおよぶため、巣の大きさが直径1メートルを超えることも珍しくありません。
巣と餌場の中間地点に分巣を作る習性があるため、行動範囲は半径100メートルにも及びます。
巣は地中に作られているため素人では発見が難しく、見つけたとしても分巣というケースがほとんどです。
シロアリが生息するには、次の条件が揃っている必要があります。
①餌場
シロアリが好むのは、倒木や落枝などの木材です。
木に含まれている、セルロースやヘミセルロースを主な栄養源としているためです。
ヒバなどの硬い木材よりも松などの柔らかい木材を好み、餌がなければ断熱材やプラスチックも餌とします。
②水場や湿度
シロアリの皮膚は薄く乾燥に弱いという特徴があります。
皮膚が乾燥するのを防ぐために、常に湿度の高い場所に生息しています。
例えば、浴室や台所、トイレといった乾燥しづらく湿度の高い場所を好みます。
シロアリが好む湿度でなくなると、条件が揃っている別の場所に移動します。
③空気の流れ
シロアリは風通しがよくて、乾燥しやすい環境を苦手としています。
空気の流れが悪く、湿気の多い床下や壁の中を好み、中には床下から柱を登って天井裏に侵入するケースも少なくありません。
シロアリの侵入を防ぐには、どのような経路を通って家屋に入り込んでいるのかを知る必要があります。
以下では、シロアリが入り込む経路について解説します。
蟻の通り道を「蟻道(ぎどう)」といいます。
切り株や立ち木などから土の道を作り、地面から床下に侵入します。
時には、排水管から屋内に侵入するケースもあります。
新しい巣を求めて、シロアリの巣から多数の羽アリが飛び出します。
羽アリの飛行距離はおよそ数百メートル、風に乗れば1kmほど飛行可能といわれています。
そして、湿った場所を見つけると巣を作ります。
シロアリが発生したあとでは、自力で対応することは困難です。
そうなる前に、シロアリが家屋に近寄らない環境を整えることが重要となります。
以下では、シロアリの侵入を自分で予防する際のポイントをご紹介します。
シロアリは餌となる木材がある場所を好むため、切り株や残材を残しておかないことが予防のポイントとなります。
例えば、剪定後の枝やDIYのために木材を残しておくと、シロアリが巣を作りやすくなります。
シロアリの刺入を防ぐために、庭に切り枝や残材を置かないようにしましょう。
鉢植えのような土に触れているものは、シロアリの侵入経路として使われます。
他にも、日除けのために設置している植物のツタや木製の椅子なども、シロアリにとっては家屋に侵入する手段として利用できます。
これらを庭に設置する場合は、防虫加工を施してから設置すると良いでしょう。
シロアリは皮膚が乾燥することを嫌います。
つまり、湿度の高い場所をなくすことでシロアリの侵入を防ぐことができます。
床下や外壁などで、水漏れや雨漏りがしていないかをチェックして、見つけ次第改修する必要があります。
シロアリは風通しの良い環境を嫌います。
風通しが悪くて湿気が溜まる場所に好んで巣を作る傾向が強いため、空気の流れを良くしましょう。
換気口の前に物を置かないようにして、床下にも空気が流れ込みやすい状態にすることで、湿度を下げる効果も期待できます。
シロアリの侵入を予防する方法として、薬剤は大きな効果が期待できます。
ただし、スプレータイプの薬剤だけでは十分とはいえません。
シロアリは土の中を通って床下に侵入するので、目に見える範囲でしか使うことができないスプレータイプの薬剤だけでは、シロアリの侵入を防ぐことはできません。
そこで以下では、シロアリの侵入を予防するために準備すべき道具一式について解説します。
薬剤を使ったシロアリ予防をお考えであれば、次の道具を準備しておきましょう。
・木部用と土壌用の薬剤
・噴霧器
・防毒マスク
・作業用のつなぎ
・長靴
庭だけでなく床下にも薬剤を散布するのであれば、動きやすいつなぎや長靴、カビやホコリ、薬剤を吸い込まないように、防毒マスクを用意する必要があります。
シロアリ予防には木部用と土壌用の薬剤を用意しましょう。
木部用は木でできている柱や床に使い、土壌用は庭や床下の土で使用します。
シロアリは柱や床の木の部分を餌とするため、木部用の薬剤を塗り込むことで被害を減らすことができます。
同時に、木部用の薬剤には防腐効果が含まれているため、木が腐ることを防いでくれます。
一方、土壌用の薬剤は、シロアリが地上に出て来れないように膜を張るために使います。
シロアリは地中を通って地表に現れ、木製の柱や床を餌とします。
そこで、土壌用薬剤を庭や床下の土に散布することで、シロアリの侵入を防ぐことが可能です。
木部用薬剤と異なり、土壌用薬剤は雨が降っても流れにくいため、木部用と土壌用の2種類の薬剤を用意するようにしましょう。
薬剤は噴霧器を使うことで効率的に撒くことができます。
例えば床下にある木の部分は、ハケで直接塗るという方法を使います。
しかし、広範囲をハケ一本で塗っていては労力と時間を無駄に使い、効率的ではありません。
噴霧器を使えば薬剤を霧状に飛ばすことができるため、短時間で広範囲に薬剤をまくことが可能です。噴霧器はホームセンターでも購入ができるので、薬剤とセットで揃えておくといいでしょう。
自分の顔や体に薬剤がかからないように、作業用のつなぎや防毒マスク、手袋を用意しましょう。
シロアリの侵入を防止するためには、庭だけでなく床下にも薬剤を散布する必要があります。
床下に潜って作業をすると顔に薬剤がかかるだけでなく、カビやホコリを吸い込むことになります。
健康被害を防ぐ意味でも、防毒マスクは必需品といえます。
服装も厚手の作業着や、長袖長ズボンを着用しましょう。
薄手の服装では、床下の出っ張りなどに引っ掛けて怪我をする恐れがあります。
足元も、木片を踏んでも怪我をしないように、厚手の長靴を履いて作業してください。
シロアリの予防作業を行う際は、次の注意点に気を付けてください。
・予防作業は2人以上で行う
・子供やペットは避難させる
・作業が終わった後は掃除をする
以下ではシロアリ予防の作業を行う上で、押さえておきたい注意点について解説します。
シロアリの予防作業は、可能であれば2人以上で行いましょう。
床下に薬剤を撒く際は、這って移動することになります。
狭い場所での慣れない作業は、途中で身動きが取れなくなる恐れもあります。
このような時に、ひとりで作業していると助けてもらうことができません。
声が届かない場所だと、見つけてもらうまで時間もかかってしまいます。
トラブルが起きたときに助けてもらえるよう、床下で作業をする際は必ず2人以上で行いましょう。
薬剤は人体にも影響を与えるため、子供やペットはあらかじめ離れた場所に避難させておきましょう。
環境や人体に配慮しているとはいえ無害と言い切れず、目に入ったり、皮膚に付着した薬剤を舐めないとも限らないでしょう。
薬剤を散布する前に、大事な子供やペットを守ることを忘れないようにしましょう。
また、見落とされがちですが、庭に設置している植物にも注意してください。
植物に薬剤がかかると枯れる恐れがあります。
シロアリ予防の作業が終わったら、必ず機材の掃除を行いましょう。
例えば、噴霧器の掃除を忘れて長時間放置しておくと、ノズル詰まりやパッキンが損傷する原因になります。
シロアリ予防は、一度行ったら大丈夫というわけではありません。
シロアリ予防に使う薬剤の多くは、約5年で効果が切れるといわれています。
薬剤の効果が切れたタイミングで薬剤を撒こうとしたのに、機材が壊れていては買いなおす必要があります。
薬剤の効果が切れる5年後に、問題なく機材を使用できるように作業後はしっかりと掃除をしておきましょう。
シロアリの予防作業を行っていたにもかかわらず、床下などにシロアリが巣を作ってしまったら、自力で駆除することは困難です。
安全・確実にシロアリを駆除するためには、業者に依頼する必要があります。
しかし、業者はどれも同じというわけではありません。
中には相場よりも高い料金を請求したり、技術力が低いために中途半端な作業をされる恐れもあります。
そこで以下では、業者に依頼する際に押さえておきたいポイントや、安心して任せられる業者についてご紹介します。
安心して任せられる業者は、次のようなポイントを備えています。
1.予防にかかる費用が駆除費用よりも安い
シロアリ予防の作業は、駆除よりも工程や作業量が少なくないため、予防のほう費用は安く済みます。
良心的な業者であれば、シロアリ予防の費用も安く設定されているでしょう。
対して、予防も駆除も同じ料金を請求する業者は、悪徳業者の可能性があるため注意しましょう。
2.床下を調査したうえで見積書を出してくれる
良心的な業者であれば、床下の調査をしっかり行ったうえで見積書を出してくれます。
悪徳業者の中には床下の調査を行わずに見積をだして、作業が終わった後で追加料金を請求するケースも少なくありません。
3.保証やアフターフォローが充実している
良心的な業者であれば、保証期間内にシロアリが発生した場合は無償で対応してくれます。
また、薬剤の効果が切れる前に案内を出したり、薬剤を散布していた箇所や散布していなかった場所にシロアリが発生していないかの点検を行ってくれます。
4.シロアリ駆除に必要な知識や高い技術を持っている
シロアリが建物のどこに発生しやすいかといった知識や、薬剤を効果的に散布する技術などシロアリの予防や駆除に必要な、高い技術力と知識を持っている業者を選びましょう。
シロアリの予防を業者に依頼するのであれば、「駆除の窓口(スマイルレスキュー)」がおすすめです。
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床下もしっかりとチェックした上で見積を出すため、後になって高額な請求をされることもありません。
他の業者であれば発生する、見積もりや出張費、キャンセルした場合のキャンセル料も、駆除の窓口(スマイルレスキュー)であればすべて無料で行っています。
「シロアリ予防や駆除の費用を可能な限り安く抑えたい」「信頼できる業者に作業を任せたい」とお考えであれば、駆除の窓口(スマイルレスキュー)にご相談ください。
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当記事では、シロアリの侵入を予防する方法について解説しました。
シロアリの予防は薬剤を用いることで自力で行うことが可能です。
しかし、シロアリが発生してしまうと個人で対処するのは難しいといえるでしょう。
その場合は、早めに信頼できる業者に依頼して駆除してもらいましょう。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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