2023年3月6日
2023年3月6日
ネズミの被害に悩まされている人は多いのではないでしょうか。
ネズミは、食べ物を食い荒らすだけでなく、病原菌まで運んでくるので早めの対処が望まれます。
そこで当記事では、ネズミの種類や特徴から、駆除・撃退方法について解説します。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
一口にネズミといっても種類はさまざまで、世界中には1000種類以上のネズミが生息しています。
日本国内で生息するのは、「ドブネズミ」「ハツカネズミ」「クマネズミ」が代表的な種類といえるでしょう。
多くのネズミには次のような特徴があります。
・警戒心が強い
・環境への適応力が高い
・学習能力が高い
・繁殖力が高い
・感覚器官が発達している
・目はよくない
・一定の行動パターンがある
・集団で行動する
・雑食性
・歯が常に伸び続ける
ネズミは繁殖力や環境への適応力が高く、世界中どこにでも生息しています。
例えばハツカネズミであれば、1回の出産で8匹前後を産み、4週間程度で再び子供を産めるようになります。
警戒心が強く、学習能力が高いのも特徴のひとつです。
目はよくありませんが、暗闇で行動するため感覚器官が発達しています。
雑食性で人間が食べるものであれば何でも食べます。
また、歯が伸び続けるため常に固いもので歯を削る必要があり、場所を問わず噛みつくため家屋にも被害が出ます。
ネズミは一定の行動パターンを持っており、同じ道を何度も利用します。
その際、通路を走りながら糞尿や足跡を残す「ラットサイン」を見つけることができます。
ラットサインはネズミがいる証拠となるため、見つけ次第対策する必要があります。
ネズミを駆除せずに放置すると、次のような被害が発生します。
①健康被害
ネズミにかまれることで「鼠咬症(そこうしょう)」という感染症を引き起こす恐れがあります。ネズミに噛まれてから3~10日の潜伏期間後に菌血症を起こします。それにより、発熱や多発関節炎を起こします。場合によっては意識障害や肺炎など、重篤な症状を発症する可能性もあります。
他にも糞尿による食中毒や赤痢、ネズミに寄生しているノミやダニなどによるアレルギー症状やペストといった病気の原因にもなります。また、悪臭や騒音などによる睡眠不足などの被害も考えられます。
②家屋や家財への被害
ネズミは断熱材を利用して巣を作ったり、衣類や家具をかじるなどの被害をもたらします。伸び続ける歯を削るために配管や配線をかじるため、ガス漏れや漏電などの被害も挙げられます。
③他の動物の侵入
ネズミが屋内に侵入することで、捕食動物である蛇やイタチまで呼び寄せてしまいます。ネズミを放置した結果、イタチが屋根裏に住み着いてしまい被害が拡大するケースも少なくありません。
これらの被害を未然に防ぐためにも、ネズミが侵入しないように対策を講じたり、業者に依頼して駆除してもらう必要があります。
ネズミは、「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」といった種類に分かれています。
以下では国内に生息して被害をもたらしている、ネズミの種類や特徴、注意点について解説します。
ドブネズミの体長は20~30cmと大きめで、灰褐色の体毛をしています。
湿った場所を好み下水道や地下などに住み着く傾向があり、獰猛な性格から人に襲いかかるため注意が必要です。
また、ドブネズミは水に慣れており泳ぎを得意としています。
他のネズミと比べて、耳が小さいのも特徴といえるでしょう。
クマネズミの体長は15~25cmほどで、黒色や茶褐色の体毛を持っています。
高い場所を好み、天井裏やビルを住みかとする傾向にあり、耳が大きく尻尾が長いのが特徴です。
他のネズミと比べて警戒心が強く、罠にかかりにくいため駆除が難しい種類でもあります。
殺虫剤に耐性を持つ個体も存在して、都市部で被害を増加させている種類です。。
ハツカネズミは体長10cmほどの小型の種で、体毛は黒色・褐色です。
田畑などの自然の近くにある建物を住みかとして、耳が大きく独特の臭いを発しています。
他のネズミよりも好奇心が強いため罠にかかりやすい一方で、小さな体を利用して少しの隙間から屋内へと侵入します。
ネズミの発生を予防するには、どの時期に多く発生するのか把握しておく必要があります。
そこで以下では、ネズミが発生する原因や繁殖時期、住み着きやすい時期について解説します。
ネズミが発生するのは、次のような原因が挙げられます。
・餌場を探すため
ネズミは体のサイズに比べて消費エネルギーが多いため、大量の餌を必要とします。
そのため、餌となる食料の多い場所の近くに現れます。
・天敵から身を守るため
ネズミは蛇やイタチなど天敵が多いため、身を守るために安全な場所を探し回っています。
人間の生活圏内は天敵が少ないうえに、気候の変動も少なくてすみます。
・繁殖場所を探すため
ネズミの寿命は2年ほどと短い一方で、繁殖活動が活発です。
人間の生活圏内は安全なうえに、巣を作るために必要な材料が揃っています。
ネズミの繁殖時期は、3~5月と10~11月頃になります。
しかし、環境が安定している屋内では、一年中繁殖することが可能です。
ネズミは、妊娠から出産まで12~20日程度とサイクルが短く、年6回ほど出産するといわれています。
ネズミは放置すると爆発的に増加するため、見つけ次第駆除しなければ対応が間に合わなくなります。
ネズミが最も多く発生するのは、繁殖期が終わってから1ヵ月ほどがピークといわれています。
しかし、屋内に生息しているねずみは1年中繁殖時期となるため、早めに予防策を講じておく必要があります。
ネズミが屋内に侵入しやすい時期は冬です。
ネズミは寒さに弱い生き物なので、暖かい場所を求めて屋内に入り込みます。
そして、巣を作るために断熱材や段ボールなどを集めるために、屋内を荒らしまわります。
どの経路を通ってネズミが侵入するかを知ることで、対策が立てやすくなります。
以下では、ネズミが屋内に侵入するために利用する経路について解説します。
室内でネズミを目撃した場合、エアコンの配管を使って侵入した可能性があります。
作動中暖かくなる室外機に入り込み、そこからエアコン本体につながる配管を通り室内に侵入します。
また、エアコンを取り付ける際に開ける、配管用の壁穴に隙間があればネズミにとって絶好の出入り口となります。
下水や排水溝といった水場が多い場所は、ドブネズミの生息地です。
これらの場所からも室内までつながる配管があり、浴室や台所から侵入します。
換気扇やシャッターの、小さな隙間からでもネズミは侵入します。
換気扇の隙間もネズミの侵入経路となり、シャッターを閉めていても生じるわずかな隙間からクマネズミがよじ登って侵入します。
高い場所を好むクマネズミは、外壁からひさしの部分によじ登り、さらに軒天から天井裏へと侵入します。
経年劣化で軒天に穴が開いていると、ネズミは簡単に入り込んでしまいます。
また、家を増築すると、古い部分と新しい部分の間につなぎ目ができることがあります。
このつなぎ目に隙間が空いていると、ネズミが侵入するため早めに対処する必要があります。
他にも、ネズミはわずかな隙間さえ空いていれば、どこからでも侵入してきます。
特に、次のような箇所には注意が必要です。
・開けっ放しにしている正面玄関や裏口
・水道管やガス湯沸かし器の周辺
・床下の通気口
・屋根や壁の隙間
・雨戸の戸袋
・トイレ
・各種配管
外側と内側をつなげる箇所は、全てネズミの侵入経路だと考えて間違いありません。
ネズミの被害を防ぐためには、ネズミにとってメリットのある環境を作らないことが重要です。
そこで、次のポイントを押さえておくといいでしょう。
・餌を与えない
・住処を与えない
・通路を塞ぐ
以下ではネズミの被害を防ぐためのポイントについてご紹介します。
ネズミは餌となる食材が豊富な場所を求めて、室内に侵入します。
そこで、ネズミに餌を与えない環境を作りましょう。
食材は出しっぱなしにしないで、必ずしまっておきます。
生ごみもネズミにとっては餌となるため、蓋がついているゴミ箱を用意しましょう。
また、害虫もネズミの餌となるため、こまめに掃除をして室内を綺麗な状態に保つことも重要です。
ネズミは紙類や布類、ビニール袋などを集めて巣作りを行います。
室内に侵入したネズミに住処を与えないために、巣の材料となる紙類などなるべく片付けて対処しましょう。
ネズミの侵入を防ぐための対策をしても、減る気配がなければ複数の経路から侵入している可能性があります。
そこで、外部からネズミが侵入できる経路を、可能な限り全て塞いでしまいましょう。
通気口や採水口には金網をつけたり、壁の隙間はパテで塞いでおくといった方法が効果的です。
屋内に侵入したネズミは、早い段階で駆除しなければ被害はどんどん拡大していきます。
そこで、ネズミを駆除するために、次のような方法を試すといいでしょう。
・忌避剤を使用する
・超音波・電磁波で追い払う
・捕獲して退治する
・粘着シートで捕獲
・餌でおびき寄せる
以下ではネズミを駆除する方法について解説します。
忌避剤とは、ネズミが嫌う臭いを出すタイプの薬剤をいいます。
忌避剤には「スプレータイプ」「燻煙剤タイプ」「設置タイプ」の3種類があります。
スプレータイプは、手が届きにくい場所へ噴射するのに向いており、ネズミ本体に吹きかけることでも追い払う効果があります。
燻煙剤タイプは、室内に煙を充満させることでネズミを追い払います。
即効性や持続力が高いというメリットがある反面、燻煙剤の使用中は室内が使えないなどのデメリットもあります。
設置タイプは、ネズミの通り道にあらかじめ設置しておくことで侵入を防ぐ効果があります。
3つのタイプの中でも、持続力が長いという特徴があります。
ただし、風通しの良い場所に設置すると臭いが流れてしまうため、設置場所には注意しましょう。
忌避剤のような臭いが出るタイプが向いていない場所には、超音波や電波で追い払う方法があります。
ネズミが嫌う超音波や電磁波は人間には無害で、小さな子供がいるご家庭でも安心して使えます。
ただし、効果が表れるまで2ヵ月ほどかかるため、即効性は期待できません。
短期間で効果を望むのであれば、電磁波や超音波と同時に忌避剤を使うとよいでしょう。
また、ペットを飼っている場合は、ペットが超音波や電磁波を嫌うことがあるため注意が必要です。
機材を購入する前に、飼っているペットに影響がないかをあらかじめ確認しておきましょう。
ネズミを罠で捕獲して退治するのも、確実な方法です。
しかし、死骸を処分する手間が面倒だったり、ネズミの死骸が苦手という人には不向きな方法です。
ネズミ捕りといえば、粘着シートを思い浮かべる人もいるでしょう。
粘着力の高いシートにネズミをおびき寄せて自由を奪う方法です。
値段も安く手軽に購入できるうえに、高い効果が期待できます。
罠として設置する場合は、一枚ではよけられてしまうため、侵入経路に複数枚設置しておくといいでしょう。
金属製のカゴの中に餌を設置し、ネズミをおびき寄せて捕獲する方法です。
ネズミがカゴの中に入ると、重さに反応して蓋が閉じます。
ただし、警戒心の高いネズミはなかなか引っ掛からないため、効率的ではありません。
粘着シートや餌でおびき寄せたネズミは、「殺処分」といった方法で対処する必要があります。
どうしても殺処分に抵抗のある方は、駆除を業者に依頼することをおすすめします。
ネズミを殺処分する場合は、必ず厚手のゴム手袋を着用してください。
殺処分の方法としては溺死が一般的な方法です。
水を張ったバケツにネズミを入れて、動かなくなったら生ごみとして処分します。
この際、暴れるネズミに噛まれると「鼠咬症(そこうしょう)」を発症する恐れがあります。
噛まれないためにも、厚手のゴム手袋は必須です。
また、ネズミに付着しているダニやノミを吸い込まないように、マスクの準備も必要です。
子供やペットがいる場合は、事前に離れた場所へ避難させましょう。
殺処分をしたネズミは、生ごみとして回収してもらいます。
殺処分ができないからといって、生きたまま生ごみに出してはいけません。
袋を食い破って、簡単に外に出てしまいます。
また、作業に使った道具があれば、必ず消毒を行ってください。
当記事では、ネズミの種類や特徴、駆除の方法について解説しました。
ネズミは繁殖力や適応力が高いため、見つけたらすぐに駆除する必要があります。
自力での駆除が難しい場合は、早い段階でプロの駆除業者に依頼しましょう。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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