2023年3月24日
2023年3月24日
羽アリが大量に発生して、どうすれば良いのかお困りではありませんか?
玄関、リビング、庭を埋め尽くすほど大量の羽アリを見かけると、「この羽アリって大丈夫なアリなの?」「建物は無事なの?」「全部駆除できるかな…」といろいろ悩みが尽きないですよね。
この記事では、羽アリの見分け方や大量発生の原因、侵入経路、駆除方法を解説していきます。ぜひご活用ください。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
住まいトラブル 累計対応実績14万件
住まいトラブル駆け付け解決サービスを行う会社を経営中
羽アリとは、見た目の通り羽(翅)のついたアリのことです。一般的には「羽アリ」と書いて「ハネアリ」や「ハアリ」と読み、シロアリやクロアリを指します。シロアリは本来アリの仲間ではないのですが、形がアリに似ているため名前に「アリ」がつけられています。
その羽アリですが、クロアリの場合は4月から11月頃にかけて、シロアリは種類により時期がずれますがおおよそ4月から10月頃にかけて連続的に野外を飛びます。目的は繁殖を行うためです。
クロアリの場合は元々の巣から飛び立った後、つがいとなるペアを見つけます。交尾後に雄アリが死に、女王アリが羽を落とした後に巣を作ります。
シロアリの場合は元々の巣から飛び立ち、地上に降り立った後に自らの手で羽を切り落とします。一緒に地上に降り立ったうち、つがいとなるペアを見つけると女王アリと雄アリが一緒に新たな巣を作ります。
日本には20種類以上のシロアリが生息していますが、日本において家屋に被害を与えるのは、以下の3種類のシロアリです。
・ヤマトシロアリ
・イエシロアリ
・アメリカカンザイシロアリ
ヤマトシロアリの羽アリは4月から5月に多く発生し、ほかのシロアリよりも比較的早くに群れを成して飛びます。雨上がりで湿気が多く、気温の高い昼間に多く見かけます。夕方から夜に飛ぶことはほとんどありません。
イエシロアリの羽アリは6月から7月に多く群れを成して飛びます。夕方から夜にかけてよく見かける種です。生息地は暖かい本州南岸、九州、沖縄県に限られていましたが、近年は温暖化により生息範囲を拡大させています。
アメリカカンザイシロアリの羽アリは6月から9月に発生し、少数で長期間群れを成して飛びます。昼間によく発生する種です。アメリカ原産の外来種のため宮城県から沖縄までの24都府県に点在して生息していますが、イエシロアリと同様に温暖化の影響で生息範囲は拡大中です。
日本でシロアリ被害というと約8~9割はヤマトシロアリによる被害と言われているので、見かけたらヤマトシロアリである可能性は高くなります。被害件数はそれほどでもありませんが、イエシロアリは食害のスピードが速いため、被害の程度が甚大になるとされています。
羽アリが大量に発生するとパニックになりがちです。ですが、シロアリだとしてもすぐに建物が倒壊する危険は少ないので、まずは落ち着いてシロアリかクロアリかを見分けましょう。
羽アリの見分け方は大きく分けて2種類あります。順番にご紹介します。
シロアリかクロアリかを見分けるには、触覚や羽の大きさを確認しましょう。
まず触覚を確認します。
シロアリは触覚が短く、直線的なのが特徴です。数珠状に連なっているような形をしています。
一方で、クロアリは触覚が長く、くの字型をしています。
次に羽の大きさを見ていきます。
シロアリは羽の大きさが4枚ともほぼ同じで、身体に対して羽が大きいのが特徴です。羽は薄い網目模様になっています。
一方で、クロアリは前羽が後羽より大きいのが特徴です。羽は濃い網目模様になっています。
触覚や羽で分かりづらかった場合は、胴体の形も見てみましょう。
シロアリは胴体が太く、胴体にはくびれがなくて寸胴(ずんどう)型です。
クロアリは胴体が細く、胸部と腹部との間にくびれがあります。
クロアリは昆虫らしく頭部・胸部・腹部と3層に分かれているので比較的見分けやすくなっています。
もし自分で見分けがつかない場合は、何匹か捕まえるなどして専門の業者の方に見てもらうと良いでしょう。
羽アリの大量発生には、いくつかの原因があります。
時期、気温、湿度や住まいのある環境で、大量発生を招いた原因をある程度絞り込むことができます。順番に見ていきましょう。
羽アリは、新たな巣を作る時期になると大量に見かけるようになります。
羽アリはそもそも、何十万、何百万という数でコロニーを作り、集団生活をしています。
巣に入りきらないほど多数になると、成長した羽アリが群れを成して飛び、つがいとなるペアを見つけて新しい巣を作るわけです。
そのため、見かけた羽アリの対策として殺虫剤を使えば良いというものではなく、コロニーとなっている巣がある場合はそれを除去する必要があります。
羽アリは、高温多湿の場所を好みます。
巣の中の温度が外気温より高く、湿度が高いほど快適に暮らせると言われ、湿度が40%以下の場所では生きられません。
特に湿地を開拓して出来た居住地などは湿気を帯びやすい場所のため、注意が必要です。
家の中のあらゆる場所を住処とし、床下の古くなった材木、柱の中、湿気の多い風呂場、洗面所の水回りのタイルの目地、コンクリートの基礎部分、古本、畳、電気の配線、家の周囲の庭木の切り株など、さまざまな場所に巣を作ります。
羽アリも他の虫と同様に、明るい光に寄ってくる習性があります。
夜間に光が漏れている窓際には集まってきやすいので、カーテンをしっかり閉める、照明をこまめに消すなどの対応が効きます。
羽アリは公園や山など、木の多い場所に集まる習性があります。
特にシロアリは木材をエサとするので、枯れ木や落ち葉が多い公園、山、森林、誰も住んでいない空き家などにエサを求めてやってきます。
羽アリは約100mは飛行距離がありますので、家の近所に公園や山がある場合は、巣が家に作られる可能性は十分あります。
築年数の古い家は木造の場合も多く、湿度が上がりやすくなっています。
また、蟻害防除処理の保証期間(通常は5年ほど)を過ぎていると、床下がシロアリ被害に遭いやすいともされています。
2013年に国土交通省の補助事業として行われた調査(https://www.i-ecoup.com/wp-content/uploads/2015/11/shiroarireport.pdf)によると、腐朽、カビ、蟻害などの生物劣化被害を受けていた建物の割合は以下の通りでした。
・保証期限内の建物 7%超
・保証が切れて一定年数経過した建物 19%弱
・その他 92%
また、保証期限内の物件であっても、築年数が10年未満の建物は被害発生率がほぼ0%だったのに対し、築年数が 10 年以上になると被害発生率が4~6%に上昇するという結果が出ました。
この調査結果からも、築年数の古い家は要注意であること、築年数10年未満でも定期的な蟻害防除処理を行う必要があることが分かります。
築年数が10年以上だったり、蟻害防除処理をしてから5年以上経過していたり、雨漏りや床下浸水をしている場合は、予防や点検を徹底した方が良いでしょう。
ここまで見てきたように、シロアリなどの羽アリは湿気が多い場所を好みます。
また、暗くて光や風がなく、アリなどの外敵がいない経路を好みます。
その特徴を踏まえて、家のどこから侵入してくるか代表的な経路を見ていきましょう。
羽アリは、一般的な網戸の目だと隙間から入って来ることができると言われています。
一般的な網戸の目は1.15ミリ程度ですが、0.67ミリや0.84ミリなどの細かいものもありますので、細かい目の網戸に交換すると良いでしょう。
羽アリは、サッシのわずかな隙間からも侵入してきます。
二重窓のレール部分なども逃しません。
サッシの隙間からの侵入が疑われる場合は、一度チェックしてみて、粘着テープなどで塞ぐことを検討してみても良いでしょう。
クロアリの場合には蟻酸(ぎさん)という酸でコンクリートを溶かすことができます。
シロアリの場合には触れたものをかじるアゴを持っているため、コンクリートや金属をかみ砕くことができます。
そのため、コンクリートでできた配管や、基礎部分と土間の間などから侵入することができます。
床下のコンクリート基礎周りは特に湿気がこもりやすいため、通風孔や点検口を確保しておきたいものです。
シロアリの場合はエサとなる木材を食べた後、そこの空間を巣として利用するため、湿気が多く木でできた場所が狙われます。
風呂場や玄関などがタイル張りの場合でも、隙間やヒビから下の土台に水分が浸透して湿気が多くなっているケースがあり、シロアリの住処となったりします。
湿気の多い場所は侵入経路になっている可能性が高いので、重点的に確認しましょう。
羽アリは、自分で駆除することも可能です。
ただし、市販の殺虫剤などで駆除すると根本原因である巣は根絶がしにくかったり、生き残った羽アリが逃げて活動範囲をかえって広げてしまったりとリスクもあります。
こちらでは、自分で駆除する場合の方法と注意点についてまとめました。順番に見ていきましょう。
シロアリの羽アリは体の作りがもろく、掃除機で一気に吸い込むとその圧力で死んでしまいます。
まれに生き残っている個体もいますので、掃除機で吸い込んだ後は、紙パックを十分密封して捨てるようにしてください。
サイクロン式の掃除機の場合は、内部で羽アリの死骸が張り付いてしまったりして死骸を捨てにくいことがありますので、違う方法も検討してみてください。
羽アリは動きがゆっくりなため、粘着テープや粘着ローラーで駆除することができます。
そのまま丸めて捨てることもできるため、片付けもしやすい方法です。
サイクロン式の掃除機しかなかったり、夜間に駆除しなければならない場合などは、粘着テープや粘着ローラーを使うのがおすすめです。
アリ用の殺虫スプレーにはさまざまな種類があります。
即効性の高いものや、シロアリとクロアリの両方に効くものなど、商品の効果を確認して使用してください。
ただし、先ほどお伝えしたように、殺虫スプレーの使用はあくまで一時的な対処法です。
巣の根絶や羽アリが寄ってきづらい環境の整備などを行わないと、別の場所に被害が出る可能性もあるので要注意です。
羽アリは体が小さいためか、燻煙剤も高い効果が得られます。
床下から燻煙剤を使うと、床下から侵入してくる羽アリにも効果を発揮します。
燻煙剤はさまざまなメーカーから発売されているので、羽アリ用のものを選んで購入しましょう。
ただし、狭い隙間や家具など、木材の奥深くまでは燻煙剤が行き届かない場合が多いので万能ではないと言えます。
自分ではクロアリかシロアリかの区別がつかないときや、駆除に自信がないときなどは、専門の業者に依頼すると安心です。
特に根本原因である巣の発見や駆除には専門知識が必要となるため、無料相談や調査を行ってくれる専門業者に依頼すると良いでしょう。
こちらでは良い業者を見分けるポイントを解説します。
羽アリが大量発生したときには、以下のようなポイントをチェックしながら、業者を選ぶと良いでしょう。
1.費用
複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
良い業者は相談や調査は無料で行い、シロアリ予防、シロアリ駆除、と段階に応じて費用が設定されているところが多いです。
2.調査内容
床下などまで徹底して事前点検してくれるかどうかを確認しましょう。
床下の調査を行って見積りを出してくるような業者を選ぶと、後々トラブルになる可能性が低くなります。
3.保証内容
蟻害防除処理の保証期間内にシロアリが万一発生した場合など、駆除作業後の保証やアフターフォローがしっかりしている業者を選びましょう。
4.専門知識の有無
公益社団法人 日本しろあり対策協会の「しろあり防除施工士証」など、専門知識を持っていることを示す資格の有無を確認しましょう。
豊富な専門知識を持っている業者に依頼すると、効果的な駆除作業を行ってくれて安心です。
羽アリの大量発生にお困りのときは、「スマイルレスキュー」をおすすめします。
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当記事では、羽アリが大量発生した時のアリの見分け方、大量発生の原因、侵入経路、駆除の方法について解説しました。
羽アリが大量発生すると見た目にも気味が悪く、パニックになる方も多いと思いますが、落ち着いて状況を確認し、対応しましょう。
自力で駆除する方法もご紹介しましたが、駆除に自信がないときや根本原因まで取り除きたいときは専門業者に依頼すると安心です。
ご紹介したポイントを確認しながら、業者を選ぶようにしてください。
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