2023年3月24日
2023年3月24日
いろいろな害虫を食べてくれる有難い存在であるムカデですが、実際に見かけると「足がたくさんあって気持ち悪い…」「噛まれたらどうしよう…」とネガティブなイメージばかり浮かんで心配になってしまう方も多いかと思います。この記事では、ムカデの発生しやすい場所や発生する原因、ムカデによる被害の例、屋内にムカデを侵入させない方法についてご紹介します。ムカデによる被害が出る前に、この記事を参考にして対策を取ってみてくださいね。
防犯設備士の資格所持
駆除トラブル解決歴20年以上
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日本にいるムカデは体長が7~13cmほどで、細長い体型とたくさんの脚が特徴です。ムカデによっては脚の数が177対にもおよびます。
この脚はムカデにとっては防衛機能を果たすことがあり、外敵から身を守る際には一部が切り離せるようになっています。頭部には触覚がついています。
ムカデの寿命は6〜10年ほどと言われており、その間に10回以上脱皮します。脱皮を繰り返すことで、切り離した足も元通りになると言われています。
ムカデは肉食で、基本的には虫を食べます。特にゴキブリやクモなど、人間にとっては害虫とされる虫を好んで食べるため、益虫と言われることもあります。虫以外にも、ネズミやコウモリのような大型の動物も食べることがあります。
ムカデは温かくて湿度が高く、暗くて狭い場所を好みます。日本全国に生息していますが、寒い地域では数が少なくなります。寒いと活動が鈍くなり、10度以下になると基本的には活動しません。15~18度以上が活発になりやすいので、要注意です。
5~6月にかけて多く発生し、9~10月は孵ったばかりのムカデが活発になる時期です。冬の間は冬眠します。
畑、沼、森林で発生することが多く、日中は人家の庭の中で陰になっている場所などに生息していますが、夜になるとエサを求めて人家に侵入することがあります。
日本にはおよそ100種類ほどのムカデが生息していると言われています。日本でよく目撃される危険なムカデは、トビズムカデ、アオズムカデ、セスジアカムカデなどです。トビズムカデは大きいものだと体長15センチを超えるため、見かけると恐怖を感じるという方も少なくありません。
なお、ムカデと良く間違われる虫にはヤスデやゲジがいます。ヤスデはムカデよりもかなり小さく、日本でよく見かけるヤスデは体長3cm以下のものが大半です。最大の違いは、ひとつの節から2つ以上の足が生えている点です。危険を察知すると強い刺激臭の体液を出しますので、むやみに触れない方が無難でしょう。ゲジも体長3cm以下のものが多く、ムカデよりも小さいです。体長よりも長い触角をもっているので見分けやすいでしょう。ゲジもムカデと同じような場所に生息していますが、人間を咬むことはほとんどありません。
前項でも解説したように、ムカデはエサとなるゴキブリやクモなどが好む場所に発生しやすい特徴があります。温かくて湿度が高く、暗くて狭い場所を好んで生息します。人家の周りでムカデが発生しやすい場所を見ていきましょう。
日中でも陰になる石垣の隙間は、狭くて湿度も高いため、ムカデが好んで隠れる場所です。石垣の近くに腰掛けたらムカデが這い出てきた、というような経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。ムカデは昼間にこのような狭い隙間に隠れ、夜間に活動することが多いです。
植木鉢やプランターは水やりが頻繁にされるため適度に湿度があり、ほどよく暗く、ムカデが好む条件が揃っています。植木鉢などの鉢底には通気性を良くするために脚がついていたり、鉢底石などで上げ底をしたりするため、ムカデが隠れやすいような狭い空間もあります。特に放置されている植木鉢やプランターには住み着くことが多いようです。
エアコン周りも隙間が多く、ムカデが出やすい場所です。エアコンには室内機から発生する水を室外へ出すための排水管(ドレンホース)があり、意外と湿気が多い場所です。室外機や排水ホースはほとんど動かすことがないため、ムカデが安心して隠れられる条件が整っています。
一戸建ての床下はゴキブリやクモなどムカデのエサになる虫が多く、薄暗さや狭さ、湿度の高さなどムカデが好む条件が揃った場所です。通年日が当たらずじめじめとしており、乾燥に弱いムカデが生育しやすい状態になっています。畳の裏や天井裏などにも潜んでいることがあるので要注意です。
特に浴室、洗面所、トイレ、台所などの水回りがある場所の床下は湿気が多く、ムカデと屋内で遭遇しやすい部屋です。元々水はけの悪い土地だったり、周囲が田畑や森林などの自然に囲まれている土地だったりすると、さらに出現する可能性が高まります。
ムカデは基本的には外で生活する生き物で、落ち葉の下や土などに巣を作ります。ですが、ここまでの項で見てきたように、ムカデが好む条件が整っていれば家の中でもムカデが発生する確率が高まります。あらためて、ムカデが発生する原因をまとめてみましょう。
ムカデは肉食で、ゴキブリやクモ、小さな昆虫などをエサにします。特に好んでいるエサのひとつがゴキブリです。チャバネゴキブリなどのゴキブリは冷蔵庫の裏やエアコンなどの暖かい場所を好みます。ゴキブリが発生しやすいとされている場所は、エサに釣られたムカデも寄ってきやすいのです。
ムカデは乾燥に弱く、じめじめとした湿気のある暗い場所を好みます。室内ではトイレや浴室、キッチン周り、エアコン排水ホースなどが該当します。水回りの使用後は換気を良くしたり、水気があったら拭き取ったりするといった対策が有効です。また、調湿剤などを適度に使い、湿度を下げるのもおすすめの対処法です。
植木鉢やプランター周りに代表されるような暗くて狭い場所も、ムカデの好む住処です。庭の石をひっくり返してみたら虫がたくさんいた、という経験がある方もいるでしょうが、薄暗くて狭い場所は湿気もこもりやすく、昆虫が集まる場所です。ムカデも自然と寄り付きやすくなります。
ムカデによる被害というと「咬まれる」イメージの方は多く、近づきさえしなければ被害はないと考えがちです。ですが、実際にはいろいろな被害が報告されています。ムカデによる被害にどのようなものがあるか、解説します。
ムカデは薄暗く暖かい場所を好む、とご紹介してきましたが、室内ではなんと布団に侵入してくることもあります。寝ている間に咬まれて起きてしまった、という経験のある方も少なくありません。安全な寝室でくつろいでいる時にこのような被害に遭ってしまうと、精神的な苦痛を感じ、不眠などの症状に悩まされるケースも多くなります。
ムカデは多足類に属する虫で、非常にたくさんの脚をもっています。漢字で「百足」と書くほど無数にうごめく脚は、主に女性を中心に嫌悪感を覚える方が多いです。種類にもよりますが、配色も赤などが入った奇抜な色であることもあり、見るだけで不快感や嫌悪感を引き起こします。
ムカデの顎には毒があり、咬まれると毒牙が皮膚に刺さって激痛を感じます。咬まれた後はひどく腫れ上がったり、ズキズキとした痛みやかゆみなどの炎症を起こしたりします。毒の主な成分はセロトニンやヒスタミンなどで、過去に咬まれたことがある人は免疫機能が過剰反応しアナフィラキシーショックを起こす場合もあります。ムカデの種類によって毒性には違いがありますが、発熱、めまい、吐き気など全身に症状が出るなど状態がひどい場合には、病院を受診する必要があります。毒は犬や猫などの動物にも効くため、ペットを飼っている方は特に十分注意する必要があります。
ムカデはいろいろな被害をもたらすため、できれば屋内に侵入して欲しくないものですよね。今まで解説してきた内容を踏まえて、どうやってムカデの侵入を阻止するか?について見ていきましょう。
ムカデは一見すると体が大きく見えますが、実は頭や胴体は薄い構造をしています。そのため、小さな隙間があれば簡単に侵入してきてしまいます。
まずはベランダや玄関、窓などの開閉をよく行う場所に、あらかじめ忌避剤をまいておきましょう。侵入経路は特に網戸とサッシの隙間、玄関ドアの隙間などが狙われますので、隙間となる場所に重点的に忌避剤をまくと侵入を予防しやすいです。
忌避剤をまくだけではなく、侵入口となる場所を最初から塞いでしまうのも有効です。ムカデが好む場所は何度か解説してきましたが、基本的にはムカデが好む屋外の場所から室内へ続くルートで、隙間ができやすい箇所を封鎖していくと効果が高まります。水場の排水口、換気口・通気口、換気扇、床下、エアコンの排水ホース、パテの隙間などに対策を行います。また、すでに室内にムカデが出ている場合には、その付近で侵入口となっていそうな場所も念入りに行いましょう。
ムカデは乾燥が苦手で湿気を好む、とご紹介してきましたが、家の中に湿気を溜めこまない対策も重要です。繰り返しにはなりますが、床下や水回りなどの湿気が多い箇所に調湿剤を設置したり、まめに換気を行うことで、室内の湿気を逃がすような対策を取りましょう。
ムカデは、エサになる虫のいる場所に多く集まる傾向があります。室内にムカデが出た場合、エサとなるゴキブリやクモなどを求めてやってきたケースが多いです。そのため、ゴキブリに対する対策は、そのままムカデに対する対策として有効な場合があります。食べ物のカスや食べこぼしが落ちやすいキッチン周辺、髪の毛や皮脂、カビなどが溜まりやすい洗面所や浴室などは普段から清潔に保つようにしましょう。また、家屋の外側に落ち葉や雑草、使わなくなった植木鉢、朽ちた物置小屋などがある場合も、ムカデが住み着きやすくなります。家の外の不用品などはこまめに整理し、落ち葉や雑草は取り除いて、家の外側も綺麗な状態に保つよう心がけましょう。
ムカデを自分で駆除するのは難しいという方は、駆除業者に依頼することも検討してみてください。プロに依頼すると徹底的に対策を施してくれるため、ムカデを完全に駆除できる可能性が高まります。
ムカデ駆除を業者に依頼する場合は、屋内に対する対策と、屋外を含む家全体に対する対策とで費用が分かれます。
業者により対応範囲はさまざまですが、主に下記のような対策を行ってくれます。
・薬剤の散布
薬剤を散布し、ムカデやムカデの卵を駆除します。
1㎡あたりで費用を請求するケースが多く、屋外を含む広い範囲に薬剤散布が必要な場合は費用がかさみやすいので注意が必要です。
屋内の場合は各部屋とは別に天井裏、床下に対して対策を行うため、家の広さ以上に散布する面積は多くなります。
・侵入口をふさぐ
ムカデの侵入口と考えられる場所を特定し、侵入口を塞ぎます。
具体的にはムカデ返しとも呼ばれる金網で穴を塞いだり、隙間をパテで埋めたりなどの対策を行い、ムカデの忌避剤となる粒剤の散布などを行います。
・床下の除湿
こちらも業者によって対策内容は異なる場合がありますが、一般的には床下に防湿剤や防湿シートの設置、床下換気扇などの取り付けを行って除湿作業を行うケースが多いようです。大掛かりな対策であれば別途費用を確認する必要があります。
ムカデ駆除は上の項でもご紹介したように、対策を行う範囲によっても費用感が異なります。
良い業者を見極めるためには、以下の4点に注意しましょう。
・料金・費用
害虫駆除の鉄則ではありますが、複数の業者に見積りを依頼し、かかる費用を比較しましょう。
見積りのみの場合は無料で対応してくれる業者も多いため、必ず1社だけではなく複数社に見積りを出してもらうようにしましょう。
見積りは「一式」といったあいまいな表現を極力避け、対策を行う内容や範囲などの明細を細かく出してもらうと安心です。
・安全な薬剤を使用しているか
ペットや小さいお子様のいる家、アレルギー体質の方がいる家は、特に薬剤の安全性は確認しておきましょう。業者のホームページ等にはそこまで細かい記載がない場合も多いので、業者がある程度絞り込めた段階で直接問い合わせると確実です。問い合わせの際は、問い合わせに対する応対も併せてチェックしましょう。
・アフターフォローがついているか
駆除を一度依頼しても、家の周囲の状況などによってはまたムカデが発生する可能性があります。再発したときのために、アフターフォローの態勢がどのようになっているかをチェックしておきましょう。保証制度が整っているかどうか、保証期間や保証内容などを細かく問い合わせて確認しておくと良いでしょう。
・実績・口コミ評判はどうか
害虫駆除業者としての実績だけではなく、ムカデの駆除実績が十分あるかどうかを確認しましょう。害虫と一口に言っても駆除の方法や適切な薬剤は異なるため、ムカデの駆除実績が十分にない業者に頼むと、思ったほど効果が上がらない場合もあります。公式ホームページ等で駆除実績と一緒に口コミもチェックするほか、記載が少ない場合には直接問い合わせて確認しましょう。
ムカデを駆除したいけど自分では難しいという方には、「スマイルレスキュー」をおすすめします。 お電話またはWebでまずはお気軽にご相談ください。最短10分でスタッフがお伺いして状況を確認いたします。出張費・見積り費・キャンセル費などはすべて無料ですので、安心してご利用ください。 「ムカデに咬まれる前に完全に駆除したい」「信頼できるプロの手を借りたい」とお考えでしたら、ぜひ「スマイルレスキュー」までご連絡ください。
https://smile-rescue.co.jp/kujo/当記事では、ムカデが発生しやすい場所や発生する原因、ムカデ被害の例や侵入を防ぐ方法について解説しました。
ムカデは見た目にも気味が悪く、咬まれたりなどの短期的に被る被害だけではなく、不眠など長期間に渡って被害を及ぼす危険性があります。当記事ではご自身でも十分対策できるような方法をいくつかご紹介しましたので、近づいて被害に遭わないように気をつけながら、対策を取ってみてください。
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※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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