2022年6月20日
2022年6月20日
津久井 勝
株式会社スマイルレスキュー
代表取締役
防犯設備士の資格所持はもちろん、鍵トラブル解決歴20年以上の経歴を持つ。現在は住まい系トラブル解決サービスを行う会社を経営中。
ドアノブの中でも最近の住宅でよく見られるのが、「レバーハンドル」タイプです。このタイプはパーツ別と一体型があり、それぞれ取り外しの仕方が異なります。今回はレバーハンドルタイプのドアノブについて、取り外し方とチェックポイント、気になる質問をまとめました。初心者でも比較的簡単に取り外しができるので、費用を抑えて自分で行いたい方は本記事を参考にしてみてください。
レバーハンドルタイプの場合、ネジが見つけやすいことから簡単に外れると思われがちです。しかし、実は小さなネジが複数取り付けられており、外せないことはよく起こります。
そこで、ドアノブが外れない際にチェックするポイントを紹介します。
レバーハンドルタイプで一見してわかるのが、台座を押さえているであろうネジの存在です。まずは台座部分のネジを外してみてください。
メーカーやレバーハンドルのタイプによっては、台座のネジを外しただけではダメなケースもあります。その場合は他の場所のネジも探さなければなりませんが、ロックのついていないレバーハンドルタイプであれば、台座だけで外せることもあります。
次に台座部分を取り外しただけでは外せない場合、レバーの付け根部分に小さなネジが装着されていることもあります。このタイプでは台座だけでなく、付け根部分のネジも外さなければなりません。
注意したいのは、付け根にネジがついているタイプでは、台座よりも先にこちらを外さなければならない点です。いくら台座のネジを外しても、レバー付け根のネジを外さなければ完全に取り外すことはできません。
取り外し作業を始める前に、一度ドアノブのどこにネジが取り付けられているか確認してください。
ラッチはドアの開閉をサポートする機器で、普段はドアノブに隠れて見えません。ドアノブの台座を外すことで見えるようになりますが、交換する際はラッチも外しておきます。
ラッチを外すためにはドアの側面にある留め具を外し、そこから引っ張り出す流れになります。ラッチの留め具はドア側面についているので、ドアを閉めた状態では作業ができない点に注意してください。
ドアノブのネジを外す際も同様ですが、ドアノブを外してからではドアの開閉ができなくなる恐れがあります。必ずドアを開けた状態で作業しましょう。
レバーハンドルタイプのドアノブの外し方を見ていきます。ポイントごとにまとめたので、参考にしてみてください。
ドアが閉まって閉じ込められないように、ドアは必ず開けた状態で作業をしましょう。
ドアノブはハンドルと台座が一体タイプと、別々に分かれているタイプがあります。どちらもネジを外すことで取り外しが可能ですが、別々のタイプではレバー付け根のネジも外す必要があります。
まずはどこにネジがついているか確認し、内側・外側両方のネジを外しましょう。カバーが掛かっていることもありますから、カバーは取り外してからネジを外します。
ネジがすべて外れたら、レバーハンドルや台座を引き抜きます。一体型の場合は台座のネジを外せば簡単に引き抜けます。パーツに分かれている場合は、レバーの付け根部分を取り外し、レバーから先に引き抜いてください。
取り外す際は内側・外側のどちらが先でも問題ありません。ネジを外しても簡単に取り外せない場合は、マイナスドライバーなどをすき間に差し込んで外します。
無理やり外そうとするとドアも傷つける恐れがありますから、傷つけないように丁寧に作業しましょう。
ドアノブを外したら、次はラッチを外す作業です。ラッチを外すためにドア側面の固定具を確認し、側面のネジを外しましょう。
固定具を外した後は、ラッチを慎重に引き抜いてください。出っ張りなどをつまめば簡単に引き抜けます。
もし引っかかりがあって引き抜きにくい場合でも、無理に引き抜くと鍵交換ができなくなる恐れがあるので注意してください。手で引き抜けないときは、マイナスドライバーなどをすき間に差し込んで少しずつ引き出します。
自分で鍵を交換する場合は、取り外しと逆の手順で作業をすれば交換できます。費用を抑えたい方は、ここまでの手順を参考に作業してみましょう。
レバーハンドルの外し方について、外した経験のない方からの質問をまとめました。
ドアノブによってはネジ穴がないものもあり、傍目にはどう外せばいいのかわかりません。このタイプでは丸座を手でつまんで回すか、プライヤー(ペンチのようなもの)で掴んで回してみてください。
ただし、力を入れすぎると傷や歪みの原因になるので、力ずくで回すのはやめましょう。傷つけたくない場合は、布などを間に挟んで作業するのがおすすめです。
ネジやビスがついていないドアノブの場合、台座の切り抜き部分にマイナスドライバーやキリなどを差し込みます。差し込んだら「てこの原理」を利用して慎重に持ち上げましょう。
ただし、製品によっては切り抜き部分のないタイプもあるので、やり方がわからない場合は取扱説明書で確認するべきです。
自分でドアノブを交換しようとすると、ドアノブを傷つけてしまうことがあります。小さな傷なら問題ありませんが、外し方次第ではドアの変形に繋がります。
余計な修理費用が発生する恐れがありますから、自分で外すのが難しいと感じた場合には、無理をせずに専門業者に依頼しましょう。
ドアノブにはレバーハンドル以外にも、円筒錠、チューブラ錠、インテグラル錠など色々なタイプがあります。それぞれ外し方が異なることから、必ず取扱説明書やメーカーのホームページで確認することが大事です。
ドアノブを外す作業自体はドライバーがあれば比較的簡単に行えるため、素人であっても取り外しはできます。しかし、経年劣化やドアノブのタイプ次第では上手く取り外せず、結果的に費用が高くつく可能性もあります。
レバーハンドルタイプは最近の住宅ではよく使用されるドアノブの一種ですから、自分で外し方を知っていると困ったときにも便利です。とはいえ、自分で行うのが不安な方は、無理せず業者に依頼するようにしてください。
今回はレバーハンドルの取り外し手順、チェックポイントを解説しました。ドアノブの取り外しは初心者でも簡単にできますが、無理に力を加えると修理の必要が発生する恐れもあります。
外し方の手順を理解しておけば、取付は逆の手順を辿るだけなので簡単です。ただし、ドアノブにしっかりと入るものを選ぶ必要があり、違うドアノブを購入しないように注意しましょう。
もしも自分で交換するのが不安に感じるようなら、無理はせずに専門業者に依頼することもおすすめです。
スマイルレスキューなら、さまざまな鍵に関する相談や修理・交換の依頼に対応しています。
お電話での相談は無料なので、お困りの際はスマイルレスキューにご連絡ください。
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