2023年5月26日
2023年5月26日
津久井 勝
株式会社スマイルレスキュー
代表取締役
防犯設備士の資格所持はもちろん、鍵トラブル解決歴20年以上の経歴を持つ。現在は住まい系トラブル解決サービスを行う会社を経営中。
「害獣駆除の費用相場はどのくらい?」
害獣による被害に遭った、もしくは周囲で被害が起こったため、害獣駆除の依頼を検討しているのではないでしょうか。そのときに気になるのは、やはり費用だと思います。
そこで本記事では、害獣駆除の費用相場や安く抑えるコツを中心に解説します。
害獣駆除の費用相場は、駆除対象の種類や対応が必要な範囲によって異なりますが、一般的に1~45万円が目安です。多くの業者では、各害獣の費用を「1万円~」のように記載していますが、対応範囲が広かったり、必要な作業工程が多かったりすると数十万円にまで膨れ上がる場合があることを把握しておきましょう。
害獣の種類によって、駆除費用の相場が異なります。ここでは、よく見られる害獣の駆除費用の相場とともにそれぞれの被害の特徴も解説します。
ネズミの駆除費用の相場は、7万から25万円程度が一般的です。駆除箇所や数、繁殖状況などによって、費用は異なります。
ネズミによる被害には、室内に侵入して食料を荒らされたり、電線を噛まれて火災の原因になったりといったものがあります。また、家屋内に浸入すると、ネズミの体や排泄物に含まれたウイルス、細菌、寄生虫が人に感染するリスクがあります。例えば、皮膚糸状菌やサルモネラ菌などが挙げられます。
ネズミは建物の内部に侵入すると、建物を破壊する可能性があるため、そもそもの浸入を防がなければなりません。配線やガス管、水道管などを通す穴から侵入するケースが多いため、これらの場所を中心に対策を講じましょう。ネズミの駆除は鳥獣保護法や外来生物法に該当しないため、行政からの許可は不要です。
ネズミの対策で困っている方や自分での駆除に抵抗がある方は、害獣駆除の専門業者に依頼することを検討しましょう。
ハクビシンの駆除費用の相場は、20万から45万円程度が一般的です。群れで発生している場合や巣を作っている場合などは、費用が上がることがあります。
ハクビシンは、果樹園や畑などの農作物を食い荒らす害獣です。雑食性なため幅広い食物を食べ、小動物や昆虫、鳥類の卵も食べます。害虫駆除に役立つ一面もありますが、家畜や農作物への被害を引き起こすリスクの方が高いと言えます。
ハクビシンが周囲に生息している場合は、ペットや家畜がいる家庭はとくに十分な対策が必要です。
ハクビシンの駆除や捕獲には、行政の許可が必要なため、勝手に行うことはできません。ハクビシンの体長は鼻先からしっぽの先までで約1mにも及ぶため、自分一人で行うのは難しい場合があります。その場合は、業者に駆除や捕獲を依頼しましょう。
イタチの駆除費用の相場は、15万から35万円程度が一般的です。巣の有無や数、駆除箇所などによって費用が異なる場合があります。
イタチは、他の害獣よりも嗅覚が優れています。雑食性であることから、嗅覚をもとに住宅内にある卵やソーセージといった餌になるものを嗅ぎつけ、浸入してきます。鶏小屋や家畜小屋などに侵入し、家禽や家畜を襲って被害を与えるケースも少なくありません。昆虫を食べるため害虫駆除に役立つこともありますが、被害の方が大きいと言えます。
イタチの駆除・捕獲は鳥獣保護法に該当するため、行政の許可が必要です。業者に依頼せず、自分で駆除や捕獲をする際には、必ず申請するようにしましょう。
アライグマの駆除費用の相場は、1匹あたり15万から35万円程度が一般的です。巣を作っている場合や、複数匹発生している場合は、費用が上がる場合があります。
アライグマは夜行性で、夜間にごみ箱を荒らしたり、家屋に侵入して食料を探し求めたりすることがあります。手先が器用で、雨どいや柱などを登れるのが特徴です。直径10㎝程度の穴にも入れるため、たびたび住宅内への浸入被害が起こっています。アライグマが通り抜けられる隙間がないかを確認しておき、対策しておくことが大切です。
また、アライグマは狂犬病のウイルスをもつ害獣として知られています。アライグマの数は年々増加傾向にあるため、注意しましょう。
アライグマの駆除や捕獲には行政の許可が必要です。業者に依頼せず自分で駆除や捕獲をする際には必ず申請してください。
コウモリの駆除費用の相場は、10万から25万円程度が一般的です。巣の大きさや場所、駆除方法などによって費用が異なることがあります。
コウモリは、建物の屋根裏や空き地などに巣を作って、鳴き声や糞尿による被害を引き起こすことがあります。主に害虫を食べることが知られていますが、家屋や建物内に侵入することもあります。また、コウモリはSARSや狂犬病などの感染症の媒介となる可能性があるため、コウモリへの接触は危険です。
コウモリは、わずか3cm程度の隙間でも侵入すると言われています。例えば、換気口や壁の隙間から侵入することもあります。コウモリが侵入できないように、小さな穴でもネットを被せるなどして対策をしておきましょう。
コウモリは鳥獣保護法に該当するため、駆除や捕獲には行政の許可が必要です。自分で駆除や捕獲をする際には、許可をもらうようにしましょう。
害獣の駆除費用は、害獣の種類や数、駆除する場所や方法などによって異なりますが、一般的には高額な料金がかかります。
主な理由は三つあります。一つ目の理由は、専門知識や技術が必要だからです。駆除する害獣の種類や、繁殖状況、巣の位置などを正確に把握し、適切な駆除方法を選択しなければなりません。また、駆除作業には特殊な道具や装備が必要となり、これらを用意するにも費用がかかってしまうのです。
二つ目の理由は、駆除作業に時間がかかるからです。害獣の駆除には、時間がかかる場合があります。例えば、コウモリの場合、巣を見つけるだけでも時間がかかりますし、糞尿処理なども必要です。駆除作業に時間がかかる分、駆除費用も高くなることがあります。
三つ目の理由は、害獣の生態に合わせた駆除方法が必要だからです。例えば、イタチの駆除で、巣に火をつけたり、毒をまいたりすると、巣にいるイタチの子供や周囲の環境にも悪影響を与えることがあります。そのため、安全な駆除方法を選択する必要がありますが、このような方法を用いると、費用が高くなる場合があります。
駆除費用の内訳は、次のようになることが多いです。
・調査費用:ほとんどの業者で無料だが、業者によっては調査のみでも有料のことがある
・基本料金:駆除対象の害獣の種類や対象面積などによって基本料金が定められていることが多い
・罠の設置費用:使用する罠によって費用が変動する
・再発予防費用:害獣による被害が再度発生しないようにする対策にかかる費用
・処理費用:処理の仕方で大きく変動する(捕獲用のカゴ設置や粘着トラップなど)
・清掃費用:害獣を捕獲および駆除した後の清掃にかかる費用
対象の害獣や状況によって、駆除費用の内訳は異なります。また、業者によっては「保証料金」を設けているところもあります。保証料金を支払うことで、一定の期間内に再発した場合に無料もしくは安価で駆除をしてもらえるというものです。保証の有無や内容は業者ごとに異なるため、依頼前の確認が必要です。
そもそも害獣の駆除や捕獲は、行政の許可や駆除・捕獲方法に応じた免許がないと行うことができません。違反すると罰則が課されることがあります。駆除を行う業者は、行政の許可を受け、免許も取得しています。そのため、駆除を依頼した際の費用が高くなるのも納得できます。
また、害獣駆除には、害獣や状況に応じた専門知識や技術、特殊な道具や装備が必要です。これらを考慮すると、自分で駆除を行うことは難しいと言えます。たとえ行政の許可を得ていても、適切に対処できなかったり、危険が伴うことがあります。業者に依頼することで、こうした不安要素を解消できます。
害獣の駆除費用は、種類や数、場所や規模、駆除方法などによって異なります。しかし、同じ駆除作業でも業者によって費用が大きく異なる場合もあります。ここでは、駆除費用を安く済ませるコツをご紹介します。
駆除作業を依頼する前には、複数の業者に見積もりを出してもらうことが重要です。見積もりを出してもらう際には、駆除作業の内容や費用、保証内容などを詳しく説明してもらい、しっかりと比較検討しましょう。同じ作業内容や対応範囲でも、費用が大きく異なる場合があります。きちんと見極めることが大切です。
業者によっては「見積もり無料」「初回割引」「会員割引」「紹介割引」などのサービスを提供しているところがあります。このようなサービスを利用して、駆除費用を安く抑えましょう。ただし、安さだけに囚われると、悪徳業者に引っかかるおそれがあるため注意が必要です。
市役所では、地域の害獣駆除についての相談ができます。ただしほとんどの市役所は、害獣駆除を引き受けることはありません。市役所や自治体などの行政機関の「業務」に、害獣駆除が含まれないからです。捕獲するための道具を貸し出してくれたり、駆除業者を紹介してくれたりしてもらえることもありますが、良い対応は望めないでしょう。
市役所に相談してできることは主に次の5つです。
・害獣駆除の許可をもらう
・害獣駆除にかかる費用の一部負担
・害獣駆除業者の紹介
・害獣駆除のアドバイスをもらう
・駆除に必要な道具の貸し出し
市役所ごとや各自治体によって対応が異なるため、一度尋ねてみるとよいでしょう。
家の中や庭に害獣が入り込まないようにするためには、対策を講じる必要があります。主ないくつかの方法について解説します。
害獣が嫌うものを使用して追い出す方法は、比較的簡単な方法の一つです。害獣が嫌うものには、次のようなものがあります。
・におい:害獣が嫌うにおいとして、石油、ハーブ、アンモニア、ハッカなどの煙などがあります。これらのアイテムを家や庭に設置することで、害獣を追い出すことができます。
・音:害獣が嫌う音として、警戒音や超音波があります。とくにハクビシンには超音波が有効です。
・光:害獣が嫌う光として、LEDライトやフラッシュライトなどがあります。LEDライトは消費電力が少なく、色の変更も可能で、長持ちもするためおすすめです。
害獣がいると思われる場所にくん煙剤を使い、害獣を追い出します。そもそもくん煙剤とは、加熱することで有害成分が煙となって拡散されるものです。相当量の煙が出るため、害獣は近寄りたくなくなり、その場から離れるでしょう。駆除や捕獲するわけではないため、鳥獣保護法や外来生物法に反さずにできる対策になります。ただし、くん煙剤は、人間にも有害なので設置する場所や時間帯には注意が必要です。
家や庭に食べ物のかけらやゴミが散らばっていると、害獣が寄ってくる可能性があります。定期的に掃除し、害獣が寄り付かない環境を整えることが大切です。
害獣が食べ物を探して家に入ってくることもあります。そのため、害獣に餌を与えないように撤去や移動させておくことが大切です。餌になるものがある場所に浸入させない対策には、次のようなことが挙げられます。
・穴や隙間をふさぐ
害獣は建物の隙間や穴から侵入します。そこで、穴や隙間をふさいで侵入を妨げることが大切です。とくに、屋根裏や床下などの見えにくい場所には注意しましょう。
・緑化する
建物周辺に緑化を行うことで、害獣を遠ざけることができます。ただし、植物を好む害獣にとっては好ましい環境になる可能性があるため害獣に応じた対応が必要です。
害獣駆除を自分でできないと判断した場合は、害獣駆除の専門業者に依頼することが望ましいです。
しかし、多くの業者が存在するため、どこに依頼すればよいか悩む方も多いでしょう。そこでおすすめなのがスマイルレスキューです。スマイルレスキューは、仲介手数料や出張費、見積もり費用がかからず、実際にかかる費用も他者と比べて安くなっています。それにもかかわらず、豊富な実績から満足度の高い害獣駆除を行うことが可能です。スマイルレスキューへの依頼から作業の流れは次の通りです。
1.相談:電話またはお問合せフォームから相談
2.スピード出張:近くにいるスタッフが最短10分で駆けつける
3.確認と見積もり:状況を確認した後に見積もり
4.作業:見積もり内容に納得したら駆除作業開始
5.支払い:作業完了後、現金かカードでの支払い
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
害獣駆除の相場は種類や規模によって異なりますが、一般的には1万から45万円程度が目安とされています。安く抑えるコツとしては、複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較することが大切です。また、自分でできる対策を行うことで、業者に依頼する前に被害を最小限に抑えることもできます。
業者に安く依頼するコツとしては、季節や曜日などの条件を利用することや、複数の業者から見積もりを取り、交渉することが有効です。ただし、業者選びは慎重に行いましょう。安易に安い業者を選ぶと、作業内容や対応に問題が生じる可能性があるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
「スマイルレスキュー」は、日常生活で起こるさまざまな住まいのトラブル解決に特化した会社です。鍵開け・修理・交換をはじめ、水回りのトラブル解消、ガラスの修理・交換、不用品回収やゴミ屋敷清掃、屋根や雪のトラブル解消、害虫害獣の駆除など、その対応サービスは多岐にわたります。
2020年のインターネット調査によれば、業界の「お客様満足度」「価格満足度」「到着の早さ」において、スマイルレスキューが3冠を達成しました。
スマイルレスキューが選ばれる理由は、最短10分のスピード急行や即日対応、出張費用・見積費費用・キャンセル費用がすべて無料※、現場の問題を確認し、作業に入る前の見積書作成や料金説明を行うところです。
肝心の作業も徹底した研修を受けた経験豊富なスタッフが、親切丁寧に住まいのトラブルをサポートするため、安心して依頼することができます。
サービス提供エリアも、関東・甲信越を中心に、北海道・北陸・関西・九州など、全国に支店を展開しております。もちろん、上記エリア外でも、各地の提携業者と連携してサービスをおこなっているため、どこの地域のトラブルでも相談を受けることが可能です。
※1 調査方法:インターネット調査、調査期間:2020年12月23日~25日、調査概要:住まい・暮らしのトラブル10社を対象としたサイト比較イメージ調査、調査対象:全国の20代~60代の男女1080名、アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
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